第7話 ページ7
戻ってきた赤司はテーブルの新聞をとると、いつも通り読み始める。
読めば気にならない…と思っていたのだが。
いちいちAに懐いた声を出すから、赤司の怒りバロメーターは早くも限界である。
なんとかAが朝食を作って食卓に並べた。
が、やはり犬はAの膝の上…
自分だって食事の時は、Aを膝の上に乗せるのを我慢している。
なのにこの犬は平気で食事中もAの膝を堪能している。
味噌汁を飲むが、犬のせいで味に集中出来ない。
焼き魚をつつくが、犬のせいで魚の味もちゃんと分からない。
いろいろと朝からムカつく。
赤司が黙って、しかも眉間に皺を作って食事をしている姿に、Aはどうしようかと悩むが愛犬もいるし対応策がない。
昼になれば両親が引き取りにくる…
それまで、それまでの辛抱だ。
赤司には我慢してもらうしかない。
さすがに動物相手にキレることはないと思う…と信じたい。
それにハピーにだけは天帝の眼(エンペラーアイ)が利かないと言っていた。
平和的解決は無理でも、無傷で終わるはずだ。
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イナズアレオリ - 犬にヤキモチ…赤司君可愛すぎる続編があったら読みたいです! (2020年6月20日 14時) (レス) id: 2e62a84241 (このIDを非表示/違反報告)
シャンプー - 赤司vs犬…面白いですね★更新待ってます(^O^) (2018年3月7日 20時) (携帯から) (レス) id: 170aaa5bac (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:くろろん | 作成日時:2018年1月7日 0時