十八回目 ページ18
帰り道、ふと正澄が思い出したように裕也を見下ろした。
澄「そう言えば、あの二人のことを知りたくて来たんですよね。」
裕「そうそう。まあ元々違う目的だったんだけどだんだんそっちに興味が湧いてきて・・・。今度は爺さんのとこ行く予定。」
澄「・・・君が生まれたときの話は知っていますか？」
裕「いやいや、知らないって！知ってたら逆に自分が怖いわ！・・・・え、知ってるの叔父さん。」
澄「その場に居合わせました。あと、真田さんと猿飛さんも。」
裕「意外な二人がいたんだな！そういえば出産祝いがすごかったって母さんが言ってた気がする！」
なんで？と聞く裕也に正澄は愉快そうに微笑んだ。
澄「Aさんですから。」
それもそうだ、あの破天荒な母だった。裕也もその回答には頷くしかない。
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幸「石田殿、落ち着いてくだされぇぇ！！」
佐「旦那が一番落ち着いてよ！」
幸村が騒ぐのも無理はないが、それにしても相変わらずの声量だ。佐助が慌てて落ち着かせようとしているが、さすがの佐助もいつもより浮き足立っている。
一方で三成の方は黙ったままじっと動かない。
澄「相変わらずお元気ですね、真田さんは。」
刑「ぬしはぬしで少し能天気すぎないか・・・？」
澄「三成が落ち着いているのですから、私たちが騒いでも意味がないでしょう。」
ふとそれまで黙っていた三成が静かに口を開いた。
三「刑部、兄さん。・・・・誰でもいいから殴られてもいいって奴はいないのか？」
さすがの二人も一瞬で表情を固くした。
刑「三成・・・・。何がどうなっているのか、どうしたいのか、冷静に落ち着いて話せ。」
三「落ち着いてはいる。真田みたいに騒ぐほどじゃない。ただ、あいつが私で私があいつでみたいなわけの分からん考えに至っている。どうすればいい？殴ればいいのか？」
澄「静かにしてるなと思ったらそういうことか！何も考えないでいいから、不祥事だけは起こさないように。考えてたら余計なことになりますから、ね？」
三「・・・・どうやったら思考停止になるんだっけ。」
刑「やれ、これはこれで重症か。」
幸「石田殿ぉぉ！落ち着いてくだされぇぇ！」
澄「あなたが一番落ち着きましょう！」
三「黙れ猿！」
佐「怒られるの俺様なの！？あ、猿で返事しちゃった。」
刑「それがぬしの正体よ。」
佐「真顔で言わないでくれない！？」
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ななみ(プロフ) - 疾風少女、めっちゃ感動しました〜！何回見ても泣けましたよ(^^♪ 笑えるところもいっぱいでした。頑張ってください(*´∀｀*) (2014年8月29日 10時) (
レス) id: abde43f194 (このIDを非表示/違反報告)
月詠命 - 最近忙しくて、なかなか見れずにいましたが、久々に見れました！やっぱりこの作品とても面白いです！更新頑張ってください！ (2014年8月16日 13時) (レス) id: 257169186b (このIDを非表示/違反報告)
桜楼(プロフ) - 白鈴さん» すみません、なかなか忙しくて…。応援ありがとうございます！ (2014年5月31日 21時) (レス) id: b7bc56638c (このIDを非表示/違反報告)
白鈴 - (たぶん)はじめまして、白鈴と言います。本編のほうも番外編のほうも、この小説、大好きです！更新、頑張ってください♪応援してます！ (2014年5月8日 19時) (レス) id: c5c1a67bf2 (このIDを非表示/違反報告)
月詠命 - こちらこそよろしくお願いします。続きを詠めるのを楽しみに待ってます。 (2014年3月3日 21時) (レス) id: 49e70c2b0c (このIDを非表示/違反報告)
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