［戦国basara］白百合の花と白椿の花其ノ二 (ページ4)

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四国の長ページ4

美桜「安芸の毛利が四国の長宗我部元親殿の要塞を奪いに来るのも時間の問題でしょう。
兵を、お貸し致します。

我が洛山軍の騎馬200の歩兵重歩兵、そして銃兵が200の計400の兵。貴殿にお貸し致します
噂では竹中半兵衛はあの黒田官兵衛や毛利元就に劣らぬ、いやそれ以上の軍師
迂闊に挑めば長宗我部軍の勝ち目は無い。私も戦に出向きましょう」

たかが400。様々な戦をくぐり抜けてきた者ならば思うだろう
だが、洛山の兵はその400余りでこの乱世を生き残ってきた家
一人一人が強く、また才がある

元親「400か……よし、乗ったぜ！アンタの話
だが、最初から400の兵なんざ宛にしちゃいねぇ！
そんな長々とした話なくたって、俺はアンタの乱世の生き様に惚れてんだ！
1人だって歓迎したぜ」

美桜「ありがとうございます」

そこまで美桜を買ってくれている
それは、彼女には理由は知る由もない

「兄貴ィー！！！」

元親「どうしたァ！？シゲ！！」

「毛利が兵を上げてこっちに向かってやすぜ！」

元親「洛山の姫さんよぉ。
既に戦は始まりそうだぜ」

美桜「元より、こちらへ着いたらそうであろうかと思うておりました」

元親「ﾊﾊｯ…やっぱアンタ、いい女だな
…行くぜ毛利…ッ！！｣

今から戦というのに、何故かこの空気に疲れきってしまっている美桜であった