［戦国basara］白百合の花と白椿の花其ノ二 (ページ25)

今日:14 hit、昨日:18 hit、合計:5,068 hit

花嫁ページ25

美桜｢宰相殿...っ！｣

宰相｢やぁお嬢さん。君ならここまでこれると思っていたよ
この俺を良くもあんな無様なものにしようとしてくれたな。松永久秀。あいつは賢いやつだ

だが、俺には遠く及ばない！なぜならば俺は、お前たちの神になる男だからな！｣

美桜｢....神...？｣

男はにやにやと笑いながら美桜に1歩、また1歩と歩み寄る

宰相｢そうだ。俺は神になるんだ。これで俺は生涯2番目や3番目じゃない...！

俺は、自由になるんだ！！あーっはっはっはっはっ｣

美桜｢..そうか。お前は、とても信頼出来る従者だと思っていたが｣

美桜は馬を降りて安全な場所へお尻を軽く叩いて進ませる。着物を動きやすく整えた
目を開け、じっと裏切り者をみる

美桜｢やはり、松永久秀の元での事は本当だったらしいな｣

じろりと相手を睨みつけ、刀の鞘に手を置いた

宰相｢ふふ。お前の婆娑羅は研究済みだ｣

美桜は刀をゆっくりと抜いて構える
宰相は扇子を口の横に置いてにやりと笑い、ばっと扇子を勢いよく開いた

美桜｢....｣

宰相｢......｣

一方その頃、関ヶ原では

政宗｢....おい真田。あんた、いいのか｣

幸村｢...美桜殿は、芯のあるお方。某の言葉など。。｣

慶次｢あんたさぁ。美桜ちゃんのこと、好きなんだろ
だったらまどろっこしい事してないで言っちまえばいいんだよ｣

幸村｢な！？何を申されるか！？！某は硬っ苦しい故、、え、遠慮を｣

政宗｢しゃーねぇ！洛山邸までLet's party!!だ｣

馬小屋まで走っていった政宗。
それを追いかける武将たち
この行動が吉か凶か、まだわからない

＿＿＿＿

美桜｢う"っつ！！？....くっ。宰相...殿。何故｣

宰相｢何故だと？俺が、宰相などという中途半端な役職を与えられ、お前たちの世話係をさせられ、随分月日が過ぎた

ところで知ってるか？美桜。お前の持つその白人の姿は金になるらしい
薬になるんだとよ。どうだ？俺の金になるきは...｣

美桜は力を振り絞って宰相を切りつけた
頬から血が垂れる彼は美桜をじろりと睨みつけて言った

宰相｢小娘が。。俺に傷をつけたな？｣

美桜｢っ(動け、動け...！動け！私のからだ！！)｣

ゆっくりと刀を振り上げた宰相。美桜は数多の戦の疲労から動けないでいた
やられる。その時

忍頭｢美桜っ！！！！｣

美桜｢...っ！？｣