［戦国basara］白百合の花と白椿の花其ノ二 (ページ24)

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洛山邸に着いた頃、美桜はすぐさま異変に気がついた

忍頭｢...！美桜さま。。｣

美桜｢あぁ。これは誰かいるな｣

誰かは分からない。だが、邸に誰かがいるということは分かった
美桜のもつ風の婆娑羅が教えてくれたのだ
忍頭は先陣を切り中へ入っていく
美桜は兵たちを後方へ下がらせた

美桜｢....だれだ｣

その時、邸の屋根から何かが現れたその鞭の様なものは幾本もあり、そのうちの一つには忍頭が突き刺されていた

美桜｢なっ？！｣

忍頭の意識はもう無く、美桜はここ数日にして幼なじみを2人も失った
そして鞭のようなものは屋敷を取り囲む
どうすれば良いか分からぬとき、声が聞こえた

聞いたことのある声だった

＿美桜ちゃん。婆娑羅者がいるわ。黒いものに触らないように気をつけて＿＿＿＿

美桜｢！｣

その声が聞こえた時には走り出していた美桜
従者や兵たちは美桜に続こうとするが、美桜は待機命令をだした

先程聞こえた声は紛れもなく。
市だったと確信が持てる

美桜｢っ！風神！！｣

美桜の婆娑羅で黒い鞭を避けつつその原点を目指した
そして、やっと辿り着いたその原点の中心にいたのは

美桜｢......宰相.....ど、の....？｣

かつての仲間だった

宰相｢....やぁ。、お嬢さん｣