［戦国basara］白百合の花と白椿の花其ノ二 (ページ22)

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幸村｢風林火陰_山雷水ッ！｣

家康｢淡く微笑め＿東の照！｣

慶次｢掴めや抱け、乱れ髪ぃ！！｣

3人の武将の技で信長に大きくダメージを与える
そしてその大きな光の中へ政宗と美桜は突っ込んでいき、お互いの渾身の技を繰り出した

政宗/美桜｢it's one_eyed dragon！/ 地平斬ッ！！｣

大きな火や光の柱が上がる
光が消えた頃には、織田信長は膝を着いていた
だが、死人であるためか、またも立ち上がる

その頃、お市の方

市｢....｣

__市。逃げるな市。今こそ刮目するのだ___

市｢！長政....さま....｣

_______

美桜｢んう"...っ！ぐ、、｣

幸村｢美桜殿！｣

三成｢刃に咎を、鞘に贖いをぉ！｣

三成の攻撃は信長に届いたらしく、美桜の首を掴んでいた手を離した
そしてその切り口からは黒い煙が漏れる

｢！｣

＿＿＿いまこそ贖うのだ。成せるのは、

＿＿＿＿お前しかないない＿＿＿＿

市｢....長政さま。。｣

苦しむ信長を目の前に、突然市が現れる

幸村｢お市殿....っ！？｣

｢！｣

美桜｢......っっつ！！？｣

市｢市が、ずっと傍に居てあげる。市と、眠ろう｣

美桜｢市っ....市っ！！｣

動かぬ体で必死に手を伸ばす
だが市は美桜に見向きもせずに信長の共に消えていった

突然、今までいた地面が地響きを起こしひび割れた
穴の中に美桜たちは落ちていく

美桜は思った。
自分はどうすれば良かったのだろうかと

幸村｢美桜殿！｣

落ちていく中、幸村は美桜を助けようと手を伸ばす
だが手を差し出すのを躊躇ってしまった

美桜｢....市...っ｣

彼女が、涙を流していたから

結局、大きなからの鍋に金吾を乗せた本多忠勝が武将達を助けてくれ窮地を脱す
いま武将たちは夕日に照らされながら動かずに皆寝そべっていた

三成｢秀吉様の明日を奪ったことを忘れるな
子蛇の様な無様を見せ付けるようなら、私がいつなりとも貴様の首を切りに行く
拒否は許さない｣

政宗｢望むところだ｣

三成｢きさまが前田慶次か。頼みがある｣

慶次｢なんだい？俺に出来ることなら何でもするぜ｣

三成｢私が知らない秀吉様の話を、いつか聞かせて欲しい｣

幸村｢...美桜殿。｣

美桜｢..なんだ赤団子｣

幸村｢市殿の行方を知っていながら、某は｣

美桜｢...そうか、知っていたのか｣