［戦国basara］白百合の花と白椿の花其ノ二 (ページ21)

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第六天魔王ページ21

広がる岩に立ってその中心にいる第六天魔王織田信長をみる武将達。
真田幸村はまだ美桜を抱き抱えている

美桜｢！い、いつまで抱いているつもりだ！！｣

恥ずかしくなって彼から離れたその時、
織田信長の大きな一撃により、爆風で武将たちが吹っ飛ばされてしまった

慶次｢っ...たまげた、力だねぇ｣

幸村｢...っっかつての、力の比では、ござらぬ..っ｣

政宗｢おい大丈夫か姫さん｣

美桜｢私をそう呼ぶな独眼竜...！(...この戦、市が加担しているのか？。。)｣

三成｢やめろ...！貴様の蛮行を許さない！これでは、秀吉様が統べようとしていた世が、滅んでしまう！｣

形部｢！｣

三成｢秀吉様の夢を...半兵衛様の希望を...貴様などに潰させはしない！！｣

信長｢力に溺れし野猿の後を追うなど愚の極みぃ！｣

攻撃を仕掛けるも、信長には手も足も出ない。
美桜は羽扇を手に三成への負担を減らした

美桜や武将たちが三成の後から次々と攻撃を仕掛ける
だが呆気なくも皆やられてしまう

美桜｢....っ、まず、い...｣

血を流しながらもまたも三成は立ち上がった

三成｢ゆる、さない...っ貴様などにぃ..！｣

この世に絶望し、今回の件の企てに加担したはずの形部は三成の姿をみて織田信長の動きを封じ、交戦する

三成｢形部！何をしている！？何故きさまがここにいる！！！？下がっていろ！！｣

信長｢無駄と知れぇ！！！｣

形部｢っ！！？(今の今まで気付かなんだが..

主はわれを、われが主を想うと同じに見ておったと言うことか
この世にこれ以上不幸なものは居らぬと...滑稽なことよ)ふ、ふふふ.....っ｣

当時重病であった皮膚病を患っていた大谷吉継は体が思うように動かず、他の将と同じく呆気なくもやられてしまう

美桜｢..っ｣

だが、形部の残した婆娑羅は大きなものだった
彼の封印を制限してくれていた
魔王は復活を仕切っていない
お市の黒い手が魔王の根っことなっている
それを立つことを伊達政宗は片倉小十郎に、真田幸村は猿飛佐助に任せる

政宗｢今しかねぇ。後は頼むぜ小十郎｣

幸村｢御館様、お許しくだされ。この幸村、天下の捨て日と相成り申す｣

慶次｢利。まつ姉ちゃん。いつまでも仲良くな｣

家康｢わし亡き後、皆が絆を結んでくれることを信じて、｣

美桜「死ぬつもりか、これだから男は情けない」

思い思いの言葉を呟き、彼らは信長の元へ走り、渾身の一撃を繰り出した