［戦国basara］白百合の花と白椿の花其ノ二 (ページ19)

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関ヶ原ページ19

美桜｢皆、感謝する。市に会いたいがために、私の不確かな勘何かのために来てくれてありがとう｣

｢何をおっしゃいますか！貴方様が言えば、何時いかなる時も死にゆく支度は出来ております｣

美桜｢そんなことは言わないでくれ、帰ったら美味い物でもつつき合おう」

忍頭｢御当主様、あの小早川の小僧から貰った手紙の匂いに釣られてます？｣

徳川家康と名乗って手紙を各所へ送った人物は字の癖から分かっていた
小早川秀秋。金吾である。なにを思ってその手紙を各所へ出したのかは分からないが、いまは関ヶ原への道を急ぐ

｢所で御当主様。いままでどちらへ？｣

美桜｢え？あ、ああー。。散歩だ散歩(宰相殿のことは、帰ったら言うことにしよう)｣

こう思えるのも、洛山の兵が一人一人強いことを知っているから。。
皆生きて帰ると思っているのだ
現に負傷兵として後日、豊臣との交戦にやられていた兵たちは帰ってきたのだった
いまは屋敷で手当を受けている頃だろう

関ヶ原の地へ足を運ぶと、数多の将が集まっていた
その中には大きな鍋と、その上で演説する徳川家康

｢どういう事だ...？あの手紙は確かに小早川秀秋の達筆｣

美桜｢....徳川家康は、これを利用したのか。あるいは。。面白いな」

家康｢滅びを望んでいるものなど、ここには居ないはずだ！！｣

慶次｢俺は加賀の前田慶次！兄さん方の腕っ節、なんでそんなに強いか知ってるかい？！好い人を守るためだ。生まれ育った大事な故郷。かけがえのない大事な人。そんなものを奪われちまう。
そんなのはもう、やめにしないか！？｣

幸村｢某は真田源次郎幸村。これまで数多の戦場にて数多の強者達と、熱き刃を交えて参り申した

文雄たちが武勇を振るいし果て、天下を掴みし後に目指すものは等しく平和に御座る！！！｣

3人は和解しましょう。平和の話をしながら金吾の話をしようと訴えかける

｢御当主様はいいんですか？誰よりも人を愛してきたお方でしょう｣

美桜｢私は意気地がないからな。恥ずかしくて出来ん｣

｢ふふ。またまた｣

武将たちは家康たちの声掛けに耳を傾ける

政宗｢Wait!!ちょいと待ちな！その前に、あっちこっち襲ってやがったのは誰なのか、はっきりさせようじゃねぇか｣

美桜｢確かにそうだ。我々洛山は、その真意を確かめに参った！.......！｣

洛山美桜だと皆が呟いている仲、1部違う名前を呼ぶ声が聞こえる
狂王石田三成だと