［戦国basara］白百合の花と白椿の花其ノ二 (ページ18)

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徳川家康という男ページ18

とある村

市「うふふ…。きれいなお花畑」

お市はバサラで、人々を襲う
闇のバサラに触れれば人は死んでしまう

市「いっぱいお花を咲かせたら、とってもいいことがあるんだって
だから市、いっぱいお花を咲かせる

兄さまも笑ってる。美桜ちゃんにも見せてあげるの。嬉しいな。。」

市が村人を全滅させたら、織田の軍兵が旗をさした
その旗印は徳川
そしてそれを笑ってみる男が1人。。。

｢ふふふ。良いですねぇ。もっと、、もっと溜めて行きましょうお市様..！｣

｢...っこわい、怖いよぉ！天海さまっ｣

天海｢金吾さんは本当に怖がりですねぇ。念仏でも上げていれば大丈夫です｣

金吾｢ね、念仏なら天海様が上げてよ！和尚さんでしょ？！｣

天海｢ご心配なく。後でまとめて弔います｣

白髪の男のカブトムシのような甲冑を身につけた男が話している所へ、誰かが話しかけてくる
その男は身体中包帯だらけで婆娑羅者なのか浮いている御輿に乗っていた

｢守備はどうか｣

天海｢ふふふ。間もなく全ての用意が整います。そちらはどうですか？｣

形部｢三成は、我を疑わぬとよ｣

"元"豊臣軍、狂王と呼ばれる石田三成が家臣。大谷吉継。またの名を大谷形部は天海と名乗る男と何かを目論んでいるらしい

天海｢第五天魔王お市様は、余程あの洛山美桜に気に入られているご様子。
私の欲する真の宴とあなたの望む滅びのために。申し分の無い依代です｣

形部｢...｣

その翌日、各所より徳川家康と名乗る男の文が届いていた
洛山家にも。。。

｢御当主様も宰相殿もおられぬ今。我らはどうしたら。。｣

｢6月15日。美濃の関ヶ原に。。。｣

忍頭｢...毎夜のごとく何処かが責められ、落とされている。どの国の軍も奇襲は仕掛けてはいない
これもなにか関係があるのだろうか｣

｢なんにせよ、わしらは美桜様の帰りをまつことじゃ｣

｢それがええ｣

忍頭｢....｣

｢忍頭殿。何か？｣

忍頭｢突然に居なくなられた宰相殿にお市様。それから、御当主様も。。。

なにか、気になる｣

＿＿＿＿＿

美桜の勘は時々当たる
天下が今大変なことになっているということ
出る時に松永が教えてくれた
兵を持って関ヶ原へ向かへということを教えてくれた
だが豊臣によってほぼ失われた洛山の兵。今や国力はそれほど無い

だが、そこに行けば市に。会えるかもしれない。そんな私利私欲のために、美桜は向かった

いざ、関ヶ原へ