［戦国basara］白百合の花と白椿の花其ノ二 (ページ14)

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大阪城を占領した美桜と野郎ども。
ようやく長宗我部元親が大阪城に着いた頃

甲斐の真田幸村が毛利元就を攻略し、伊達政宗は豊臣秀吉を打った事を聞いた。

美桜が何もせずとも、全てが終わったのだった。

数日後

「長い旅でしたね。当主様。」

美桜「あぁ、随分と長い戦だった。。
私はもう眠る
市はもう帰ってきたか？」

洛山屋敷にて帰還した美桜は、欠伸をしながら部屋に向かう

「お市殿は安土城にて見つかったというご報告が、、」

美桜「！！なに！！？」

「織田の兵と共に消えたと。。」

美桜「！(あの夢は、、市が語りかけてきていたのか…！？)」

直ぐに向かった。だが、安土城に到着した美桜が見たのは、焼け落ちた城跡だった
瓦礫の山から、市の手がかりを漁る。

「当主様…！お手が汚れてしまいます！」
「おやめ下さい！」

女中や家臣達が美桜に呼び掛け、止めようとする
だが、一心不乱に瓦礫を漁る美桜
そして、それを黙って静かに待っている宰相

城跡をひっくり返す勢いで探したが、何も見つからなかった。

宰相「お気は済みましたかな？」

美桜「……宰相殿。。市は、何故私の元から去っていくのだろう
どうして、何も言わずに出ていってしまったのだろう」

宰相「あの方の事です。きっと何か事情がございましょう。さ、お母上の御座す花街へどうぞ

兵は私めがお預かり致しますゆえ」

美桜「……あぁ」

花街に到着し、馬を預けるとぼーっとしながら歩いている時だった。

突然目の前が、暗くなった。

余りの恐怖と驚愕により美桜は情けないことに気を失った。