［戦国basara］白百合の花と白椿の花其ノ二 (ページ13)

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反撃の時ページ13

美桜「…」

随分とさわがしくなってきたとある日の夜
竹中半兵衛が戦に出向き、留守の時に作戦部屋から気配がした。
その部屋に、美桜は入る
すると、片倉小十郎。猿飛佐助。そして金髪のくのいちが居た。

片倉「！てめぇは、洛山美桜」

美桜「…！なぜ、君たちがここに」

彼ら3人は豊臣の策を盗み見ていた。
くのいちはかすがと名乗り、自分の城主の上杉が攻められるという策を見ては報告に國へ帰ろうとする。だが、次の瞬間

猿飛佐助の背後から、黒い何かが彼を襲った

それは忍びだった。

北条氏康が忍びであった筈の風魔小太郎
なぜ彼が豊臣の城に居るのかは分からないが、美桜は1度彼を見たことがあった。

かすが「あれは…っ！？」

美桜「！風魔小太郎…」

彼はかすがや片倉小十郎を風で払い除け、猿飛佐助にゆっくりと向かっていく。
なぜ彼が猿飛佐助を狙うのか、美桜は直ぐにわかった

美桜「その刀を捨てろ！そいつの目的はその刀だ！！！」

片倉「！そうだ。
そいつは松永に雇われている！」

佐助「え、マジ？
それならそうと…、早く言ってよ！！」

直前に、猿飛佐助はとある刀を手に取っていた。
そして、その刀を狙う風魔小太郎。
佐助が刀を遠くに投げる
その混乱に乗じてかすがは、佐助に背を押され、城から脱出した。

風魔小太郎は、佐助が投げ捨てた刀を取ると、黒い翼と共に消えた
当然、これ程大騒ぎをしておいて、豊臣の残された兵達は気が付かないはずがなく、ざわざわと部屋に急ぐ

それと同時に、片倉小十郎の馬の後ろに乗せられ、美桜も豊臣の城からようやく脱出出来るようだった。
馬を走らせている時、何処か荒々しい声が聞こえる。

そこに行ってみると、長宗我部の兵元い野郎どもが捕まっていた。

その牢の鍵を開け、ロープを垂らす。
そこで片倉小十郎と別れ、美桜は馬小屋に侵入する。
野郎どもは、一斉に豊臣の兵達に襲いかかる。
それを見た美桜は、当然同盟国である彼らに加勢した。