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十五 ページ15

『【元祖悪妖怪】。』


一瞬二人の方がびくりと動いた。
何せ、恐ろしい名前を聞いたのだから。




「元祖悪妖怪。その名を」

「言わなくていいから!!」


チョロ松が大声を上げた。
その瞳は鋭く、おそ松の顔を睨んでいた。

おそ松は、睨み返すのではなく、
真顔で見返していた。


「落ち着け、チョロ松。」

「あ…。ご、ごめん。」


チョロ松はカラ松の言葉を聞き、我に帰った。
チョロ松は、申し訳なさそうに頭を下げる。

自分でも驚くほどなのだから、
無意識だったのだろう。



「へい、へーいっ。わぁーったよ。
そこまで見つめられたら、
言いたいもんも言えないもーん。」

「いや、見つめてないから!」




おそ松は面倒くさい時のように、
自分の首の後ろに手を回した。

その後、チョロ松のツッコミを聞き、
ニヤッと笑った。


本当に、おそ松は生物の扱いが上手だ。




「もうその話は無しね!
明日、この子の身寄りを探しに行くよ。
言っておくけど、お前も同伴だかんな?」


「えぇー?」


「それはそうだろう。おそ松。
お前が『ちよを殺すな』と言ったのだろう。」


「それとこれは別でしょー。
ただ単に気になったからであってー!」




また始まった。駄々っ子タイムが。

この手は、本当にしょうがないが、
最終手段を取ることが一番だ。













「おやすみ〜。」
「早く寝床に付かなければ。」












そう。それは【無視】。


チョロ松は自分の部屋へと
カラ松は、自分の家に帰って行った。

ただ一人、おそ松を残して。













「えぇ?
それはないんじゃない…。

俺、泣いちゃうんだけど!汗」

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癒秘松(プロフ) - 面白いです頑張ってください! (2019年5月22日 22時) (レス) id: 9ccb3af217 (このIDを非表示/違反報告)
依愛(いあ)(プロフ) - ももまつ(全松girl)@低浮上気味さん» ほんとですか!!ちょっと妄想話を書きなぐりみたいな作品だったんでそう言われると嬉しいです!!コメントありがとうございます( *˙˙*) (2019年5月2日 21時) (レス) id: c6db1ac225 (このIDを非表示/違反報告)
ももまつ(全松girl)@低浮上気味(プロフ) - とても面白くて、続きが気になります!更新、頑張って下さい! (2019年5月2日 19時) (レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:依愛(いあ)@あるぷすいちまんじゃく。 | 作成日時:2017年8月8日 13時

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