十ニ ページ12
天狐と大天狗は驚いた。
「「どうして、お前は悪妖力に蝕まれないんだ!?」」
天狐のおそ松は手に黒ずんだ傷が。
大天狗のカラ松は両腕に痛みが走っていたにも関わらず、チョロ松は何ともないのだ。
「そう言えば、先程治療であんなに近くにいたのに何ともなっていないな…」とおそ松は思った。
「僕も不思議なんだけどね。この妖力を抑える回復能力のおかげかな。
それか、僕の体は元は人間だったからでもあるのかも…」
チョロ松は少女をヒョイっと抱きかかえた。
「ほらね」と見せつけるような顔をしながら。
「チョロ松だけずるーい!俺も抱きかかえたいー!仮に人間でも女の子だもーん!」
「ぶーぶー!」と言っている姿は、まるで、子供が二人に増えたみたいだ。
「はあ…。此奴が頂点だと思うと本当に馬鹿馬鹿しくなる…。」
大天狗も百々目鬼と同じ意見のようだ。
「お、お兄ちゃん達、誰?」
チョロ松の胸の中で微かにだが、可愛らしい声が聞こえた。
チョロ松は笑顔でこう答えた。
「ん?ああ。驚かないでね?
僕等は妖怪。で、どうして君は此処にいるの?」
それに対して、少女は首を横に振った。
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癒秘松(プロフ) - 面白いです頑張ってください! (2019年5月22日 22時) (レス) id: 9ccb3af217 (このIDを非表示/違反報告)
依愛(いあ)(プロフ) - ももまつ(全松girl)@低浮上気味さん» ほんとですか!!ちょっと妄想話を書きなぐりみたいな作品だったんでそう言われると嬉しいです!!コメントありがとうございます( *˙˙*) (2019年5月2日 21時) (レス) id: c6db1ac225 (このIDを非表示/違反報告)
ももまつ(全松girl)@低浮上気味(プロフ) - とても面白くて、続きが気になります!更新、頑張って下さい! (2019年5月2日 19時) (レス) id: c97f3faa63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:依愛(いあ)@あるぷすいちまんじゃく。 | 作成日時:2017年8月8日 13時