【ハイキュー】ど う し て こ う な っ た 。【白鳥沢】

可笑しい ページ36

Aside


「ん......」


あぁ....もう朝か...

今日もまた、アイツらの容赦ない自己満の愛が降りかかってくるのか。



そう考えたら起きたくなくて、身体が起き上がることを拒んだ。

でも起きなきゃ......潔子や仁花ちゃんに迷惑かけちゃう.......



私は身体を起こして、自分の頬をパン！！と叩いた。
気合い入れ直さないと...アイツらに負けちゃう。


「.......よし」


潔子と仁花ちゃんを起こして、食堂へと向かう。

まだ頭がボーッとしていて眠い....結局、色々と考えすぎてあまり眠れなかったからなあ...



食堂に着いて初めに会ったのは、烏野の一年コンビだった。


2人とも、私達の姿を見て「おはようございます！」と元気よく言ってくる。

うん。元気なのは良いことだ。


「おはよう。えーっと......日向くんと、影山くん？」


私が挨拶した瞬間、日向くんは「ひゃひゃい！！ひひひ日向翔陽であります！！」とあからさまにテンパった様子を見せる。

一方の影山くんは「ウス」と一言返すだけ。
反応が正反対すぎるね。



面白いなあ、なんて考えていると「A、一緒にあそこ座ろ」という潔子からのお誘いがあった。

私はうん、と言ってそこに座ろうとしたが


「あーダメー！Aちゃんはこっちで食べるのッ！」

「わっ」


覚に腕を引っ張られて、みるみるうちに潔子や仁花ちゃんから遠ざかっていく。


二人の呆然とした顔を見ていると、覚の腕を掴む力が強くなった。

あ、コレ断ったらやばいパターンですね。(真顔)
大人しくされるがままにされておこう。平和にいくのよ私。


覚は「Aちゃんはいい子だネ〜」と私に向かって微笑む。

その笑顔はあまりにも優しすぎて、背中に冷や汗が伝った。

覚マジ怖い。(震え声)



強制的に覚の向かいに座らされて、すんごい笑顔で私に話しかけてくる。

私は多分、死んだ顔しながら相槌うっているんだろうな。(断言)
だってやたらボディタッチが多いんだもん。今なんて頰撫でてきているからね！鳥肌立つわ！


「ふふ、Aちゃんの肌すべすべだネ〜。もお〜可愛いなあ」

「そうかな(遠い目)」


潔子とか仁花ちゃんもお肌すべすべだよ。触ってきてみたら？絶対「何コイツ」っていう目で見られるから。

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