13話 ページ15
No side
次の日、朝早くにリビングへ入って来た人物に驚き、一郎は朝食を作る手を止めた。
『…なに、こっち見ないでくれる？』
あまり着ていない制服はまだ新品に等しく、それを着こなすAは見慣れないせいかまるで別人に見える。
一郎「お…は、よう。今日は学校に行くのか？なら弁当用意してやるな！」
我に返った一郎は嬉しそうにして再び手を動かし始めた。
三郎「おはようございます、一兄…と姉さん！制服姿久しぶりに見ました！似合ってます！」
『そう…ありがとう。』
三郎の事はまだ嫌っていないのか、言葉は少ないが比較的素直に接するAは礼を言った。
一郎「朝ご飯出来たぞ。…ったく、二郎はまだ起きて来ないのか…」
二人が朝食を取っているとドタバタと階段をかけおりる音が聞こえてきた。
二郎「やべぇ寝坊した…！兄ちゃんおはよう！…あ！お前やっと学校行く気になったのか！！」
リビングに来て制服姿のAを指さすと二郎は大きな声を出した。
『…ほんとにうるさい…それに指差じゃダメって習ってない？私と違ってちゃんと学校行ってるのにホント馬鹿だね〜』
Aは二郎の指を掴むとこれでもかという程曲げては行けない方向に力を込める。
二郎「いっ、いだだだだ！てっめぇ何すんだこの野郎！」
小さく舌打ちをしてから指を離したAは鞄を持ってリビングを出た。
三郎「あ、待って下さい！僕も行きます…！」
それを見た三郎は残りの朝食を口にかきこんで後を追う。
一郎「二郎も行かなくていいのか？」
二郎「うわっ、やべぇ！行ってきます！」
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琳檎(プロフ) - しれっと更新再開します…。これからもよろしくお願いします…( ._. )" (6月20日 22時) (
レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 嵯峨野 繆謎さん» お久しぶりです。( 'ω')ﾉほんとに遅くなってすみません、こんなに早くにコメント下さって泣きそうな位嬉しいです！！！ (2020年8月22日 0時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野 繆謎(プロフ) - やっと更新されたあああ！ずっと待ってました！！ (2020年8月21日 23時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 叶芽さん» コメントありがとうございます、続きだすの遅くてごめんなさいね(´;ω;｀) (2020年8月21日 23時) (レス) id: be3a7aa177 (このIDを非表示/違反報告)
叶芽 - 続きが気になりました！これからも頑張ってください！応援してます！ (2020年5月28日 17時) (レス) id: ab515b650e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：琳檎 | 作成日時：2020年4月13日 1時
