12話 ページ14
Aside
乱数「ほらほら!そんな事より二人も自己紹介!」
「ふむ…麻呂は有栖川帝統というしがないギャンブラーでありんす。どうしようも無いバカでご迷惑をおかけしますがどうぞ(ドカッ」
急に女声に変えて喋りだした男は、もう一人の男に殴られた。
帝統「誰がバカだ!それに有栖川帝統は俺だっつーの!」
え、何?今の嘘?
…この人達は私相手にコントでもしてるのだろうか…
幻太郎「痛いですよ…コホン、小生は夢野幻太郎と言うしがない小説家ですよ。」
『えっ!あの夢野先生ですか!?私本読んでますよ!凄く大好きです!』
書店でたまたま手に取ってからというもの夢野先生の本にハマり、今では部屋に全巻置いてあるほどに大好きな小説家。
たまに行われるイベントに行ったことは無いけれど、まさかこんな形で会えるなんて思ってもみなかった。
幻太郎「小生の本をそんなに気に入って下さってありがとうございます。」
もっとおじさんだと思ってけど…夢野先生って意外と美形で…
乱数「ちょっとA!幻太郎のファンとか聞いてない!それに幻太郎も僕のAに近づかないでよ!」
ぼーっと見とれていると、後ろから凄い力で引っ張られた。
『ちょっと、せっかく浸ってたのに何すんの…』
幻太郎「そうでおじゃ、甘い時間を邪魔しないで欲しいおじゃ〜」
帝統「なぁ嬢ちゃん、悪いことは言わない…こんな嘘つき小説家辞めとけって…」
『いや、やめるも何も別に…』
乱数「うぇーん、Aはも僕なんていらないんだァー!」
もう…大の大人が高校生に泣きつかないでよ…
『はいはい、ごめんってば。』
帝統「ひでー絵面だな…」
乱数の頭を撫でてるとそんな声が聞こえてきた。
・
・
『っと、ごめん乱数。私もう帰る。』
その後、三人と話しているとあっという間に時間が過ぎてしまった。
乱数「えぇー!まだ早くない?門限6時でしょー?」
『…今日は約束したからダメなの。…有栖川さん、夢野先生、お邪魔しました。これからも乱数と仲良くしてあげてくださいね。』
帝統「お?おう、任せとけ!」
幻太郎「えぇ、今度会った時はゆっくりお茶でもいたしましょう。…なんてもちろん、嘘ですけど。」
『あははっ、面白い方達ですね。』
時間も時間だし、また(ケーキを食べに)来るね。と告げると乱数に抱きつかれ、有栖川さんに手伝ってもらって引き剥がし、事務所を後にした。
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琳檎(プロフ) - しれっと更新再開します…。これからもよろしくお願いします…( ._. )" (6月20日 22時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 嵯峨野 繆謎さん» お久しぶりです。( 'ω')ノほんとに遅くなってすみません、こんなに早くにコメント下さって泣きそうな位嬉しいです!!! (2020年8月22日 0時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野 繆謎(プロフ) - やっと更新されたあああ!ずっと待ってました!! (2020年8月21日 23時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 叶芽さん» コメントありがとうございます、続きだすの遅くてごめんなさいね(´;ω;`) (2020年8月21日 23時) (レス) id: be3a7aa177 (このIDを非表示/違反報告)
叶芽 - 続きが気になりました!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月28日 17時) (レス) id: ab515b650e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琳檎 | 作成日時:2020年4月13日 1時