3話 ページ5
No side
先程訪れた客は、カウンターの端の席で新聞を読みながらランチを食べていた。
客「そう言えばAちゃん、今日もずる休みかい?」
他のお客さんも増えてきた頃、新聞を読む手を止めて、その客は思い出した様に水無瀬に尋ねた。
水無瀬「困った事にそうなんですよ。ちゃんと行くように言ってるんですけどね。」
せっせとものを運ぶAを二人で見ては、
「サボりだって今のうちしか出来ないからね。いい社会勉強だ。」
なんてお客さんは笑い声を上げた。
『水無瀬さん、4番の方にランチセットAお願いします!』
水無瀬「はーい、ちょっと待っててね〜」
このお店の人は皆Aが大好きだった。
若い看板娘、という事で皆が気にかける。
学校をサボってバイトしている高校生だということも、常連であれば知っていた。
もちろん、不登校になった理由を知っているのは少ない人間だが。
Aもこのお店の人達が大好きだった。
居心地の良い空間で、喋る事の好きなAはここでお客さんと交流するのが楽しみだった。
『……ありがとうございました!』
だからここでは、学校の事なんて忘れて笑えていた。
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琳檎(プロフ) - しれっと更新再開します…。これからもよろしくお願いします…( ._. )" (6月20日 22時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 嵯峨野 繆謎さん» お久しぶりです。( 'ω')ノほんとに遅くなってすみません、こんなに早くにコメント下さって泣きそうな位嬉しいです!!! (2020年8月22日 0時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野 繆謎(プロフ) - やっと更新されたあああ!ずっと待ってました!! (2020年8月21日 23時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 叶芽さん» コメントありがとうございます、続きだすの遅くてごめんなさいね(´;ω;`) (2020年8月21日 23時) (レス) id: be3a7aa177 (このIDを非表示/違反報告)
叶芽 - 続きが気になりました!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月28日 17時) (レス) id: ab515b650e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:琳檎 | 作成日時:2020年4月13日 1時