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21話 ページ23

左馬刻side



『あ…何…そんな大きい声出さないで。鼓膜破けるかと思った…』


目の前には驚いた顔のAがいた。


左馬刻「何じゃねーよ。お前今何考えた。それに顔青いぞ…」


またどうせしょうもない事うだうだ考えてるんだろ。


そのしょうもない事もこいつの中では大きな問題なんだろうが…



左馬刻「お前…服脱げ。」


銃兎「おまっ!あのなぁ、いくら子供でもそういう事は…」


左馬刻「さっさとしろ。」


銃兎の静止なんて聞く気もなく、こいつの服を捲り上げると既に背中にはいくつかの痣が見えた。


他にも傷が増えていないか確認しようとするとその手を小さな手が掴んだ。


『ちょっ、やめろよ…っ、ホントなんなの!毒島さん!』


なんでここで理鶯の名前を出す。と思った頃にはAは理鶯の腕の中にいた。



左馬刻「てめぇ何しやがる…」


理鶯「む、Aが嫌がって見えたのでな。」


ちゃっかり名前で呼んでるし…

Aも赤くなってんじゃねぇよ…俺の時はそんな顔しないくせに。

あーくそ、イライラする


『何しやがるはこっちの台詞だよ。いきなり何すんの。』


左馬刻「あ?傷見せろって言ったんだ。」


『そんなこと一言も言ってないじゃん!それに女の子の体勝手に見んな!』


銃兎「今のは左馬刻が非常識すぎたな。これは嫌われても仕方が無い。」


何か察したのか銃兎はニヤニヤと憎たらしい笑みを浮かべていた。

後で一生笑えねぇようにしてやる…



『とりあえず、私帰る。もう放課後だしこれ以上はまた一郎に文句言われる。』


左馬刻「あぁ?まだ居たっていいだろ。なんなら泊まってけ。」


『えー、泊まったら左馬刻何するかわかんないし嫌。いろいろしてくれた事には本当に感謝してる。制服は家に送っておいて。それじゃ。』


言いたいことだけ言って帰ろうとするAの腕を掴むとなんだとでも言いたげな表情で振り返る。


左馬刻「そんな焦んな。送ってくから車乗ってけ。」


『…ふーん。たまには役に立つじゃん。』


と、偉そうな態度でこいつは言った。


俺様にそんな口聞くやつお前だけだろうな…。

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琳檎(プロフ) - しれっと更新再開します…。これからもよろしくお願いします…( ._. )" (6月20日 22時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 嵯峨野 繆謎さん» お久しぶりです。( 'ω')ノほんとに遅くなってすみません、こんなに早くにコメント下さって泣きそうな位嬉しいです!!! (2020年8月22日 0時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野 繆謎(プロフ) - やっと更新されたあああ!ずっと待ってました!! (2020年8月21日 23時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 叶芽さん» コメントありがとうございます、続きだすの遅くてごめんなさいね(´;ω;`) (2020年8月21日 23時) (レス) id: be3a7aa177 (このIDを非表示/違反報告)
叶芽 - 続きが気になりました!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月28日 17時) (レス) id: ab515b650e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琳檎 | 作成日時:2020年4月13日 1時

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