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20話 ページ22

Aside



銃兎「んで?左馬刻。大層お気に召されているそのガキは一体誰なんだ。」


警察の人…入間さんだっけ。なんかさっきと印象違くね?え?今の大人って凄い猫被りなの?怖いわぁ…((


「あぁ、小官もこのような左馬刻は初めて見たから気になっていた。」


こっちの人は何かしてたのかな。デカいしガタイいいし私なんて一瞬で骨折られそう。怖いわぁ…((((



理鶯「…?小官は毒島メイソン理鶯だ。貴女の名前を聞いてもいいだろうか。」


私の視線を何と勘違いしたのかこの人は名前を名乗った。


『えっと…山田Aです。左馬刻との関係は…ぐぇっ』


左馬刻「こいつは俺の女だ。」



ただの腐れ縁と言おうとした口を塞がれて、この男は爆弾を投下した。


ほら見てよ、入間さんの目。完全に引いてるよ?

ちなみに私も同じ目してるから。


銃兎「お前…俺は自分のチームから犯罪者を出したくないんだが…。」


ほら、流石ヤクザ信用ゼロじゃん!



『入間さん誤解です。左馬刻とはそういった関係じゃないですから。』


左馬刻「ちっ…こいつはあのダボの妹だ。」


何だよ今の舌打ちは。



左馬刻のその発言に二人を見ると少し動揺していた。


そりゃそうだよね、この人達びっくりするほど喧嘩しかしないし。



銃兎「お前はあの長男と仲悪いんじゃなかったか?」


左馬刻「あ?あのダボとこいつは違ぇだろ。」


頭に手を回され後ろに抱き寄せられた。


理鶯「兄妹といってもあの三人とは似ていないのだな。」



毒島さんがそう言った時、頭に置かれた左馬刻の指に力が入ったのが分かった。


『……そうですね。だけど…兄妹なんですよ。』


何度も言ったこの言葉。今では自分で自分の言葉を信じる事なんて出来なかった。


理鶯「…?何か…小官は余計なことを言ってしまったようだ。すまない、心から詫びよう。」


『あ、いえ。大丈夫です。気にしないでください。』


いっそ本当に家族じゃ無かったら。


私がこんなに苦しむことは無かったのだろうか…


家族じゃなければ…違うのか…?


いやむしろあの人達と家族だという証拠は?


施設からずっと一緒だけど。…小さい頃の事はあまりよく覚えてないしもし、本当に血の繋がりがないのだとしたら…



「おいA!!!!」

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琳檎(プロフ) - しれっと更新再開します…。これからもよろしくお願いします…( ._. )" (6月20日 22時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 嵯峨野 繆謎さん» お久しぶりです。( 'ω')ノほんとに遅くなってすみません、こんなに早くにコメント下さって泣きそうな位嬉しいです!!! (2020年8月22日 0時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野 繆謎(プロフ) - やっと更新されたあああ!ずっと待ってました!! (2020年8月21日 23時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 叶芽さん» コメントありがとうございます、続きだすの遅くてごめんなさいね(´;ω;`) (2020年8月21日 23時) (レス) id: be3a7aa177 (このIDを非表示/違反報告)
叶芽 - 続きが気になりました!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月28日 17時) (レス) id: ab515b650e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琳檎 | 作成日時:2020年4月13日 1時

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