山田家長女の私。【ヒプノシスマイク】

15話+オリキャラ設定 ページ17

Aside



「見て、山田が来てる…」


「ほんとだ、俺久しぶりに見たかも…」


「つかなんか前より綺麗になってね…？」


「俺は前の方が可愛い系で好きだ〜」


「はぁ？あんな奴のどこが！？男子まじきもいんですけど〜。」



イライラする。


学校に来て大人しく夢野先生の本を読んでいると周りからヒソヒソと声が聞こえてくる。



「てか見た？今日二郎先輩と別々に登校してた。」


「え〜、兄弟なのにぃ？それともやっぱり自分で名乗ってるだけとか！」


「えぇ〜それって結構痛いよね〜」


『っ！』





ガシッ




いい加減黙らせようとした時、頭に手を置かれて無理やり椅子に座らされた。



「久しぶりA、珍しいじゃん。学校来るとか。」


『あ…楓…おはよ。』


私の口からはそんな言葉しか出なかった。


うん、おはよう。

なんて言って私の前の席に荷物を下ろすこいつの名前は楓(かえで)。


中学の時に知り合った唯一の友達であり私の大切な親友。



無愛想に見えるけど甘いもの…とくにチョコレートが大好きな可愛いやつ。


チョコレートを目の前にした時だけはちゃんと表情が変わる。

それ以外は怖いくらい無表情だけど…



楓「つーか気にしなくていいんじゃない？周りがなんて言おうが兄弟なんでしょ。あんた達は。」


楓はくるりと後ろを向いたかと思えば私をまっすぐ見てそう言った。



『あ…りがと…』


楓に言われた言葉が嬉しくてニヤける口元を隠すために下を向くとキモイ。なんて言われた。





⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰ ⋱⋰


またしてもオリキャラごめんなさい( ﾉД`)

楓ちゃんの設定乗せておきます！



白河 楓(しらかわ かえで)

高校一年生

黒髪に赤い瞳。

中学の時虐められていたAに声をかけたのがきっかけで仲良くなった。

お互い甘いものが好きでよくカフェ巡りをしている。(いつかパティシエールになって自分が作ったスイーツをAと一緒に食べることが密かな目標)

めちゃめちゃ無愛想で人付き合いはあまりいいとは言えない。

Aの事が大好きで良き相談相手。助けてあげたいと思っている。(ちなみに年上の彼氏持ち。)

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