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第百七十五夜 ページ28

◇貴方side



「え、じゃあイノセンス側は……………?」


お狐様「『イヴ』は危険を察知し、辛うじて109人の家族の魂をキューブ化し方舟に潜り込んだ」


そのキューブが、私達が必要としているイノセンス。


「もしかして、」


前から思ってた。


イノセンスの気配がするって。


今の話を聞いてすぐに思ったことは、


そんなことができる存在、それは特別な何か、という事。


イヴ「そう、私が『イヴ』であり、貴方たちが探し求めていた『ハート』よ」


「ッ!?」


イヴ「でも、この世界に着いたとき私は疲弊していた。イノセンスも各地に散ってしまった。手元に残っていたのは『九尾狐』と、『聖母ノ柩』」


私のと、元帥のイノセンス。


イヴ「私を助けてくれた人物に『九尾狐』を託し、後に出会った男に私の身体と『聖母ノ柩』を託したの。あの時の私には、イノセンスを制御できるほどの力はなかったから」


だから、この狐の姿なのか。


イヴ「クロスは、その男から託されたから持ってたのよ」


あぁ、なるほど。


クロス「仕方なくだ」







イヴ「______________時は満ちた」


クロス「動くのか、やっと」


イヴ「えぇ、まずは本体に戻らなくてはね」


そう言いながらすっ…と狐の身体から何かが抜け力が抜けたように崩れ落ちた。


そして、青白かったマリアの身体には赤みが出てきて。


?「全く、この黒いのは何よ」


そう言いながら黒い布を取り始めた。


「わ、」


黒い布の下にあったのは、翡翠色の瞳。吸い込まれそうなくらいに透き通っていた。


クロス「久々だな、その姿」


?「70000年ぶりかしら?まぁまだちゃんとは動けないけれど、とりあえず貴方はちゃんとした服を調達してきてくれない?」


クロス「いいじゃねぇか、それで」


?「嫌よ、動きずらいもの。貴方の趣味に付き合う気はないわ」


クロス「お気に召さねぇか。我が儘だな」


?「煩いわね。A、大丈夫?」


「あ、いえ、」


イヴ「私のことはお狐様じゃなくてイヴって呼んで?」


もう、何が何やらで頭がショートしっぱなしだ;




.

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ゆきな☆(プロフ) - レーナさん» ありがとうございます( ´ ` *)更新遅くなってしまってますが頑張ります(*^^*) (2020年2月24日 20時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
レーナ - 続き見たいのです!頑張れんこん!ゆきな☆様! (2020年2月24日 20時) (レス) id: c89295cbe6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆきな☆(プロフ) - ナナさん» ありがとうございます( ´ ` *) (2020年2月17日 8時) (レス) id: eaaa1b941d (このIDを非表示/違反報告)
ナナ - 凄く面白いです! (2020年2月17日 0時) (レス) id: c9731af75b (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ゆきな☆ | 作成日時:2020年1月26日 17時

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