【鬼滅の刃】皆さん、お変わりないようで。其の弍

51話　本音と建前 ページ14

よし逃げよう相手が怯んでる間に逃げよう。(ビビり)



首にラケット直撃したチンピラは座り込んでしまったので、弟君の手を引いて走り出す。

仕方ないよ鬼殺隊でも私は逃げ専門だったもんね。というか何なら囮にされてたもんね！！(涙)



というか、弟君の名前なんだっけ.....確か炭治郎は手紙のやりとりしてたけど。なんて言ってたかな.....ひ、百寿郎？(惜しい)

なんか違うなわかんないや(諦め)







「クッ.....おいてめぇら！！あのガキを捕まえろ！！｣

「おお！わかった！！｣


『いやわからないで来ないでェ！！！私捕まえてもお金ないよ金欠なの！！』

「そりゃあ気の毒だなだが死ねｯ！！！｣

『口が悪いｯ！！！(自分も)』







ウ、ウワァァァァァァ追いかけて来てる追いかけて来てるゥ！！やべえ早いぞアイツその脚力私にわけろよ！！！とうるさい私(自覚あり)


後ろから追いかけて来てるやつに持っていたラケットを投げてみる。

あ、避けられちまったぜどうしよ.......アッというか私カバン持ってない！！あそこに落ちたまんまだ！！(ヤバイ)



はあ....もうさ、お前らなんでそんなに足が早いんだよ。マジなに？？私の足の速さ考えろ？？ま、ちょ、絶対これ逃げきれないやつだ終わった(真顔)







「おい止まれガキィ！！｣

『止まれって言われて止まるわけねぇだろバカじゃねえの！？』








いやちょ、後ろから来てる来てる来てるッ、とっとりあえず弟君逃がさなきゃ.....よし、さあ走れ！！！走って逃げるんだ弟君！！！！(無茶)


そう思って手を引いていた弟君の体をぐっと前に押し、自分は足を後ろに蹴りあげる。

ふっふっふっ.....みんな知ってるか？この位置で足を蹴りあげるとちょうど男の急所に当たるんだよ(性格悪い)






「くっ.....この、待てクソがｯ！！｣

『う、わっ』






追っ手が腕を振り上げて、私に殴りかかろうとするのが見えた。

っ、......ぜ、絶対やだ絶対痛い絶対やだ.....でも弟君には逃げてもらわなきゃ困る！！(泣)



怖くて目を瞑ったが、しかし予想した痛みは襲ってこず。

不思議に思い目を開けると、そこには無一郎君が私を庇うように腕を広げてたっていた。








「いてて....A、大丈夫？一人で走ってくから追いかけるの大変だったよ｣

『全然大丈夫じゃねぇわごめんね足ガックガクなの！！見て察して！？！』
(ありがとう！私は大丈夫だよ！！ごめんね無一郎君も大丈夫？)

「うんAそれ本音と建前逆ね｣

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