【鬼滅の刃】皆さん、お変わりないようで。其の弍

52話　ヒーロー様々 ページ15

無一郎君の的確なツッコミはこの際聞こえなかったことにして(おい)、これほとんど状況変わってないぞどうする私(汗)


だって無一郎君私より年下だもんね？年下は守らなきゃだもんね？(謎の正義感)

でも今世は私驚くほど無力なんだよ、力もないし足も早くないし！さっき呼吸使って相手にダメージ与えられたのとか奇跡なんだわ！！！







『と、時透っち！！逃げようぜ早く！ちょ、走って？！』

「なにその呼び方。切羽詰まって狂ったの？それにAを連れて逃げても足が遅いから捕まるよ｣

『いや遠慮無さすぎて草』






そんなに言わなくても良いじゃん.....？結構頑張って場を和ませようとした(？)のに....私のハートが最近めっちゃ壊れかけてるんだけど。誰か修理して。



まあ無一郎君の毒舌がこの状況でも健在だということはわかった。私理解したよ無一郎君！


そうして逃げようにも逃げれず身動きが取れない私達に、まだいたチンピラが詰め寄ってくる。

うわキｯｯｯモ。キｯｯｯｯショ。お巡りさんこっちです今すぐ来てくださーい！！(大声)









「はは、まさか中学生のガキにここまで反抗されるとはな！ま、良いぜ。さっさと金を出せ｣

『は..............いや私高校生ですが。ふざけてん「Aは黙って！｣







....ねえなんでぇ？！

しかも無一郎君、そんなに強く口を押さえないで。その半分くらいの力で足りるって。......いやマジで痛いんだけど力強いね君！！？(必死)


本気で口を押さえてくる無一郎君。

ねぇそんなに私ってしゃべったらまずい.....？地味に心に刺さるんだけど。というかチンピラにまで間違えられるほど私は幼いですか？？？？(泣)






「.....あと少し、我慢してねA｣

『え？なに、が........うわぉ』






無一郎君が突然体の向きを変えたかと思うと、次の瞬間私に勢いよく飛び付いて来た。

年下とはいえ相手は男の子だし、背もかなり高い方なのでそれだけで簡単に私の体は傾いてしまう。


えっ、何.....？(困惑)

というかこれそのまま倒れるじゃん、私の背中と頭が！無一郎君は何を考えてんの、私はそんなに頑丈じゃないんだけど！！！







「....良いタイミングだ。よくやった....無一郎｣

「遅いよ＿＿＿＿＿黒死牟おじさん｣







ふわり、と体が持ち上げられた感覚。何事？そう思って目を上に向けると。え、嘘、



「すぐに片付ける......安心しろ｣



黒死牟センパイがただのイケメンなんだけどこれ夢かな(失礼)

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