弱者と強者 ページ31
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" お前たちは出るな " 。
その言葉で、相手がどれ程の強さなのかもう皆は理解していた。
__ 圧倒的なオーラ。
強者特有の雰囲気、所謂オーラにAも含む皆が呑まれ、ただ呆然と立ち尽くしている。
｢写輪眼のカカシと見受ける｣
そう言い、木に登ったまま、再不斬は言う。
｢悪いがジジイを渡してもらおうか｣
.. 写輪眼。
うちはの者のみが持つと言われている、特殊な眼。
なんでそれをカカシ先生が持ってるんだろう ..
私たちはどうしたらいいんだ、とカカシ先生を見て指示を仰ぐと、カカシ先生は口を開いた。
｢卍の陣だ、タズナさんを守れ｣
ぐい、と額当てを上げ、私たちへ背中を向けてそう言うカカシ先生。
｢ " お前たちは戦いに加わるな " 、それがここでのチームワークだ ｣
..戦うな？
もしかして、それって
｢再不斬、まずはオレと戦え｣
あらわになった瞳。
その瞳には、確かに写輪眼があった。
.. 何故？カカシ先生はうちはの血を持つ者なの？
まさか、もうサスケ以外は滅んだって聞いた。
じゃあ何故？
そんな疑問が頭を埋めていく中、カカシ先生が述べていた言葉を思い出す。
戦うな、ってどういう事だろう。
足でまとい、ってこと？
だとしたら相当まずいんじゃないんだろうか、この状況。
足でまとい4人に、守らないといけない依頼者。
まともに戦えるのはカカシ先生だけだ。
こんな時はどんなものが最前の解決策？
わからない、わからないけど。
とりあえず、タズナさんは守らなきゃ！！！
そう意気込んだ、その時。
再不斬は波の上にたち、" 消えた "
__ 否、霧となって消えたのだ。
こてんぱんにしてやられたときと戦法は変わっていなくて、もしかして と一生懸命記憶を掘りおこす。
そうだ、あの時も私と、先輩と、傷を負った者がいて、その者を囲うようにして守って、、
『！！』
私はばっとタズナさんの方へと向き、殺意を向ける。
サスケたちが困惑する中、私は3秒間数えた。
3
確かあのときも、ぴったり3秒後に負傷者と私たちの " 間 " に現れて、それで負傷者を切ったはず。
2
なら、今に当て嵌めて考えると、この場合、
1
タズナさんの前に現れるはず！！
__ 仕込み刀を振り下ろす。
すると、カキーンっという強い金属音と共に、" 再不斬 " のもっていたクナイが弾け飛んだ。
｢｢｢！！｣｣｣
続く
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ぬこ(プロフ) - 私の語彙力では表現しきれないくらい素敵な小説です！！できれば続きをお恵みください…！！！！ (2月24日 11時) (
レス) @page12 id: 71fe28d350 (このIDを非表示/違反報告)
きくさぶなそれ(プロフ) - 夢主ちゃんの複雑で色んな気持ちが混ぜ合わさった心情が分かりやすくてページを読むてが止まらず通読してしまいました！！めちゃくちゃ面白いです！！！この夢主ちゃん目線で物語を見ていくと心臓がキュッとして悲しくなります：：幸せになってくれ！更新応援してます！ (7月17日 2時) (レス) @page31 id: 0cccc81a8c (このIDを非表示/違反報告)
青谷(プロフ) - テウさん» ありがとうございますー！更新頑張ります(｀・ω・´) (2021年4月24日 17時) (レス) id: 5ce8256f2f (このIDを非表示/違反報告)
テウ(プロフ) - 続きが気になります^ - ^ (2021年4月24日 15時) (レス) id: b93e971b7f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：青谷 | 作成日時：2019年1月3日 1時
