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光への距離が65cm ページ35

昼くらいから
始めたはずなのに
辺りは、街灯だけの
光だけが道を照らしている

青「結構、遅くなっちまったな」

貴「帰るか?」

青「そーだな〜…」

とか言いつつも
しっかりとボール
握りしめてんじゃねーか

貴「なら、帰んぞ!」

私は、青峰さんから
ボールを奪い取り
バックの中へと突っ込む

青「あー!」

貴「あー!、じゃねーだろ!
青峰さんがそーだなって言ったんだろ!」

青「そうだけどよ〜…」

と言って、いじけたように
いじいじ、と
拗ねた感じの顔で私を見る

貴「んな、顔してもダメだ!
まだ、ご飯も作ってねーんだよ」

青「なら、マジバ寄って帰ろうぜ
久しぶりにお前も食いてぇだろ?」

マジバって…懐かしいな
あの、テリヤキってやつが
たまんないほどうめぇんだよな〜…

貴「……行く」

私のその言葉に
満足したかのように
青峰さんは、二カッ、と笑い
バックからバスケットボールを取り出した

貴「ちょっ!?、マジバ行くんだろ!?」

青「まだ、時間大丈夫だろ?
大体、帰ろうって言い出したのは
お前が飯作る時間が無くなるからだろ?」

青峰さんは、確信犯のように
黒い笑みを浮かべてボールを指で回す

は、ハメられた…
最初からそのつもりだったんだな
このバスケ馬鹿!
変な所で頭の回転がいいのが余計に腹立つな!

貴「クッソ!見てろよ!
動けねーほどクタクタにしてやるわ!」

そして、また、1on1が始まり
流石にもう帰らなければならない時間になった

青「……帰るか」

貴「……そうだな」

私達は、お互いに
ヘトヘト、になり
車に乗り込み、マジバへ向かう

貴「汗臭い中、マジバとか嫌になってきた」

青「そこにタオルと制汗剤あるぞ」

私は、青峰さんに指摘された所から
タオルと制汗剤を取り出す

貴「あ、いい香り」

フワッ、と
私の鼻をくすぐるような
スカッシュレモンの香り
これ、青峰さんの匂いに似てる

青「つーか、結構、混んでんな
しかも、結構遅いってのに人もいるな」

確かに、青峰さんに言われて気づいた

結構、真夜中ってのに
車も多いし、人も多い

日が暮れるのが早くなってから
真夜中に歩き回る人は
多少、少なくなっているはずなのに
今日は、桁違いくなレベルだ

?「道をあけてください!」

車の後ろの方から
サイレントの音が流れる

それは、救急車、そして消防車
パトカーまでもが並んで走っていった

貴「あ、今の消防車大我乗ってた!」

青「行ってみるか!」

私達は、その後を追うように車を走らせる

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設定タグ:黒子のバスケ , 青峰大輝 , 火神大我   
作品ジャンル:恋愛
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Sirius(プロフ) - Chikakoさん» コメントありがとうございます!。こんばんは!そう言ってくれるだけで本当に心の支えです(;_;)。不定期だしゆっくりかもしれませんが、どうぞこれからもよろしくお願いします!。温かいコメント本当にありがとうございました!!! (2019年1月28日 20時) (レス) id: baf8d2c44e (このIDを非表示/違反報告)
Chikako(プロフ) - おはようございます!ゆっくりでもいいので頑張って完結まで書いて下さいね!楽しみにしています (2019年1月28日 6時) (レス) id: 1444114a71 (このIDを非表示/違反報告)
Sirius(プロフ) - 青峰君は最強ですさん» 青峰君は最強ですさん!。いつも続編や新作を作っては、真っ先に飛んできてくれて本当に感謝です!。ありがとうございます!(><)。そう言って頂けるだけで本当に嬉しいです!。ゆっくりなペースかも知れませんが、更新頑張っていきたいと思います!待っててくださいね (2018年10月5日 23時) (レス) id: baf8d2c44e (このIDを非表示/違反報告)
青峰君は最強です - 続編がキタ!嬉しい限りです!部活や就職活動などで忙しいかも知れませんが、無理をせずにSiriusさんのスピードで更新を頑張ってください!。これからの海峰財閥をきちんと見届けます!!応援しています!! (2018年10月5日 23時) (レス) id: 5c1bf4a078 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Sirius | 作成日時:2018年10月5日 23時

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