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愛した ページ3

「A、どうしたんじゃ?こんな所に呼び出して…」


雲一つない青空の日、人気のない公園に零はやって来た。


太陽が出ているからか、彼の顔色は優れない。





「ごめんね、こんな時間に呼び出しちゃって。日陰行こうか」


前だったら、服の袖を引いていたけれど。

私の手は空気さえも掴まない。



彼との距離が私達の心の距離のように感じて、胸が痛んだ。





「あのね、零」




冬だっていうのに汗ばんでいた手が震えた。


唾をごくりと飲み込んで、意を決して口をゆっくり開いた。









「私たち、もう終わりにしようか」

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作者名:都空 | 作成日時:2017年4月6日 17時

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