【おそ松さん】Six same faces 〜6つ子と6つ娘の出会い〜

初めての世界 ページ5

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「……すっげー…」









きらびやかな装飾に美味しそうな料理のビュッフェ台。
色とりどりの御祝いの花で埋め尽くされた会場に驚く6人。

今までパーティーや懇親会などは面倒だからと松造達に任せ、今日が初めて参加するのだから驚くのも無理もない。

どう動いていいか分からず立ち尽くす6人に
「あんた達」と聞きなれた声が背後から聞こえた。





「母さん！父さん！ここすっげーね！！旨いもんばっか！！」




興奮した十四松の両手、頭には大量に盛り付けた料理の皿が乗っている。




「あらあら、もう食べてるの」



特に驚きもせずしょうがない子ね、と松代は微笑みながら十四松の口元をハンカチで拭う。





スーツにピシッと身を包んだ松造がおそ松達の肩を叩きながら


「パーティーの前に、お前達に先に紹介しておかないとな。向こうの部屋で梅野さん達が待っている。一緒にご挨拶に行くぞ」





会場の向かいにある控え室へと
みんなを引き連れた。









「…いいか？これから生涯共に事業を行ういわばパートナーだ。くれぐれも失礼のないようにな。」


部屋に入る前に、松造が六つ子達に念を押す。





「だーいじょーぶだって父さん。俺ら未来のカリスマレジェンドだぜ？」




そういって鼻の下を指で擦るおそ松。




コンコン、と重厚なドアを松造がノックし「失礼します」と言い部屋に入った。
松造の後に続いて松代、六つ子達も入室する。

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