【おそ松さん】Six same faces 〜6つ子と6つ娘の出会い〜

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「……さてと、荷物はこれで終わりだな。」





６つ子の男手の力で松野側の荷物を積み、そして梅野６つ娘の荷物を車から降ろす。






「それじゃあお前達、仕事に関しては毎日メールを流すから最低でも誰か一人は会社で仕事をするように」


「よし、チョロ松。頼んだぞ」

「なんで僕？！ってか皆も何でおそ松兄さん側なの？！」






おそ松がぽん、とチョロ松の肩を叩き、他の兄弟もおそ松の後ろでにやにやと笑みを浮かべている。





「はぁ…わかったよ。…どうせ指命されなくても僕しかやらないだろ」




ブツブツ呟きながらも了承するチョロ松。




「……それと、今日から梅野さんのお嬢さん達と過ごすんだ。大事なお嬢さんだからな、お前達がしっかり守るんだぞ」





さっきとは違い鋭い眼差しで松造が６つ子達に言い渡す。





「わかってるよ、父さん」



それに対しおそ松らも真剣な顔で返事をする。





「松野さん家でお世話になるからには、家事や手伝いなど出来ることはするんだぞ」





梅野が６つ娘に声をかける。
６つ娘達は寂しそうな顔をするものの、梅野に一人一人抱き締められて決心がついたようだった。







「気をつけてね、お父さん」

「父さん母さん、お土産よろしくー！！」






2組の６つ子達に見送られながら、車が道の向こうへと見えなくなっていった。

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