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ユカ 「うん・・・２人にお願いしようかな。」
シュウル 「じゃあここにいろよ。」
ミサキ 「すぐ帰ってくるから。」
そして２人は食料調たちに向かった。ユカはズバットと共に木の下に座った。
仲間っていいなぁ。とっても頼もしい。１人で頑張らなくてもいいんだ・・・。今はしっかり休んで２人が困ったときにユカが助けられるようにしておこう。
ユカ 「ズバット。何かあったら起こして。」
ズバット 「キィー！」
そう言ってユカは少しの間眠ることにした。
＊＊＊＊＊
しばらくして、食料調達から帰ってきたシュウルとミサキは、寝ているユカを起こす。
シュウル 「ユカァ。」
ユカ 「ん・・・。」
ミサキ 「起きて。」
ユカ 「・・・シュン？みーちゃん？」
２人の声に目を覚ますと、目の前にはリュックいっぱいの食材が置いてあった。
ミサキ 「ちゃんと集めてきたよ。」
ユカ 「そうだった・・・。ユカどれくらい寝てた？」
ミサキ 「１時間半くらいかしら？」
シュウル 「そうだな。」
ユカ 「今、状況を確認するね。」
思ったより寝ていたと、ユカは目を擦った。そして、創世獣たちにテレパシーを送った。
ユカ 「！・・・待って・・・そんな・・・。」
シュウル 「？」
ミサキ 「どうしたの？もうみんな先に進んじゃった・・・？」
塔に向かったバタフリーたちから思わぬ情報が入り、ユカは動揺した。
ユカ 「もう・・・ゴールしてる人がいる・・・。」
シュウル 「え!?」
ミサキ 「だってまだ開始から２時間も経ってないでしょ!?」
ユカの言葉にシュウルとミサキも驚いたように声を上げた。
ユカ 「あの砂の子・・・。」
ミサキ 「赤毛の？」
大きなヒョウタンを背負った砂隠れの少年は以前サスケが名前を聞いたという男だった。彼らのチームが開始からたったの１時間半足らずで巻物をそろえ、ゴールしてしまったというのだ。さらに創世獣から情報を聞き出すと、我愛羅という少年は驚くべきことに無傷で塔に辿り着いたようだ。
あの赤毛の子・・・無傷って・・・ユカなんてもうかすり傷がいくつも出来てるのに・・・。
ユカ 「そう。あのチーム・・・。ユカが寝てる間にいろんなことがあったみたい。」
シュウル 「俺らも急ごうぜ？」
ミサキ 「それより、私たちはどれくらい進んだのかしら・・・？」
ユカ 「ここは入り口から２００ｍのところだよ。」
シュウル 「まだ先は長いのか・・・。」
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作者名：らむ | 作成日時：2021年1月26日 1時
