第6話<天使界編6> ページ8
大天使の間
一松達の依頼で、地上界に行く事になった。
そして私は、アステリア様に呼び止められていた。
貴「...ええと、どうされましたか？」
アス「貴女個人にちょっと仕事を、ね。
カイトにも言ってあるのだけど...今回、悪魔界のリーダーから依頼を受けてあるの」
貴「悪魔界のリーダー...？
大悪魔ルシフェル様が私に何の依頼を？」
そう、天使界にもアステリア様というリーダーが居れば悪魔界にもリーダーはいる。それが大悪魔ルシフェル様という訳だ。
アス「悪魔界からとある罪人が逃げたそうなの。
名前は東郷。どうやら闇の力を使ったみたいで、今地上界に居るわ。...もし、今回の異変で犯人だったら...消滅させて欲しいとの事よ」
貴「...分かりました、その依頼受けます」
アス「ありがとう、ルシ君にも伝えとくね」
貴「...(あだ名付けるクセ、治せないのかなぁ)
ルシフェル様に怒られますよ？」
アス「ルシ君は怒らないよ！」
貴「...ともかく、私はもう行きます。
待っていて下さいね」
アス「はーい、行ってらっしゃい！」
大天使の間を後にし、地上界の門に合流した。
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地上界の門
天使界の門と悪魔界の門の境目にある、地上界に繋がる入口。
ここを潜れば、天使や悪魔の体は人間の体になる。
貴「ごめん、待たせた？」
紫「大丈夫、俺達も今来た」
カ「アスティから何か言われた？」
貴「...うん、そんな感じかな」
カ「そっか...」
ロク「カイ兄、大丈夫？」
カ「え、あ、平気だよ。
...それじゃ行くか皆！」
門を潜り、地上界へ出発した。
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作者名：始音 優希 | 作成日時：2016年10月29日 6時
