【青の祓魔師】囚われし白―第3幕―

第111話 ページ27

時雨「あの子達なら、きっとやり遂げられる。」









あの子たちの青春を見たあと部屋に戻って、考えていた。







時雨「矛造。そう思わへん？」







写真立てに飾られた、集合写真を見た。







蝮と柔造は喧嘩して、それを金蔵と青と錦が応援して、坊や子猫丸廉造達はにっこり笑って私と矛造がそれを笑いながら見て。







とても、とても大切な思い出。






みんなが笑いあって暮らせる日々が。きっと。







玉藻『時雨。今夜は、大変なことが起こるぞ？』







時雨「玉ちゃんもそう思う？私もそう思っとったとこや。今日は風が吹いとるな〜。」







だからこそ、大切な思い出を心の中で持ち続けて、







時雨「大切なものを守るために。」







玉藻『あぁ、そうじゃな。わらわはいつでもそなたのそばに』







時雨「そう………」







ズズズズズズ







玉藻『来たようじゃ。』







時雨「そうやな。ﾞ玉藻前私に憑依しろ！ﾞ」







掛け声とともに、玉ちゃんが時雨に憑依した。







今度こそ決着をつけよう。あの時、逃げた私とはおさらばだ。今度こそ……今度こそﾂﾂ！！！！！！！






時雨「逃がさへんでﾂﾂﾂ…藤堂!!!!!!!」

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