ウソ告 ページ4
中間結果発表。
全員に個別の成績表が配られた。
ハッキリ言って超自信がある。
今回が高校で、いや、もしかしたら人生で最高記録を樹立するんじゃないかという手応えだった。
pixivも開かなかった!
占ツクだって見なかった!!
薄い本は売った!!
苦しいあの日々を思い返すと、自分で自分を褒めてやりたい。
ああ、神様!
ありがとう。
私はできる子でした。
学年総合順位……74位……。
キラキラ〜ン✨
私は机の下でガッツポーズをキメた。
アレ?
見ると、あっかーも、はまちも、たまも、くれも、みんな机の下でガッツポーズをしてる。
先生「今回は凄かったぞ〜?!ウチのクラスが1番平均点が高かった!先生は嬉しい!」
あっかー「A……。頑張った。みんな、頑張った」
たま「Aちゃんゴメン……」
くれ「やめにする?やめにする?Aちゃん、可哀想……」
はまち「いいよ?いいよ?Aやめにしよ?」
A「み、みんな……。ありがとう!やっぱり優しい。みんな!優しすぎるよ!」
その時、摩耶が来た。
麻耶「誰だった?」
忘れてた。麻耶、罰ゲームのこと知ってるんだった。
はまち「今、やめようかって言ってたところ」
麻耶「キャハ!そりゃそうだよね!やめよやめよ!まぁでも、1度やめると、期末テストの時、みんな甘えが出るけどね〜♪」
確かに……。今後の人生で、もう二度と頑張らなくなるかも。
私は立ち上がった。
A、大地に立つ。(ガンダム風に)
くれ「Aちゃん……」
あっかー「ゴメンよ!ゴメンよA!!」
A「骨を拾ってくれ」
はまち「拾うよ拾うよ!小骨まで拾いまくるよ!」
たまちゃんなんか、泣き始めた。
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作者名:ほさつ1秒83 | 作者ホームページ:https://twitter.com/hosatsu1_83
作成日時:2020年9月4日 16時