肆拾弐話 始まりの灯火 ページ45
千鶴「私がいけなかったんです…
私が沖田さんや氷室さんのお側を
離れてしまったから…」
それから永倉さんや藤堂さんから攻められている沖田さんを見てられなくなったのか千鶴がおずおずと手を挙げるが
山南「あなたの失態は沖田君にあります」
と言い引き下がらない。
この様子だと俺が何を言っても同じ結果だろう。
そう考え、あえて俺は何も言わない。
土方「…それなら外出許可を下した俺にも責任がある。こいつらばかり攻めないでやってくれ」
すると部屋の襖が開き、土方さんが入って来た。古高の拷問が終わったのだろう…
土方さんから微かに血の匂いがする。
ﾋﾟｸ…
A『(…ｯ)』
血の匂いに左腕と刀が反応し、
左腕が勝手に刀を握ろうとする。
刀を掴めば月縁様の声が聞こえて来て《耐えろ…》と言い、俺それに従いバレないように左腕を右手で抑える。
原田「土方さん、古高は何か吐いたのか？」
原田さんが土方さんに問うと、
土方さんは冷静に目的を話す。
土方「…風の強い日に京の町に火を放ち、その機に乗じて天子様を長州に連れ出す＿＿＿
それが奴らの目的だ。」
皆「「「ｯ?!」」」
それを聞いた幹部達は目を見開く。
近藤「京の町に火を!?」
藤堂「それって要するに天子様を誘拐するって事だろ？
尊皇を掲げている癖に全然敬ってねぇじゃん!!」
永倉「長州の奴ら、頭のねじが
緩んでるんじゃねぇのか?!」
それには俺も同意する。
言っていることと違う。矛盾も良い所だな…
土方「なんにしろ、見過ごす訳にはいかねぇ…
奴らも焦っている筈だ。
今夜にでも会合を開くだろう…」
近藤「会合の場所は？」
島田「これまでの動きから見て＿＿
“四国屋”あるいは“池田屋”のいずれかかと」
土方「…隊士を集めろ」
…俺も参加する可能性があるな
人は斬らない
この“殺さず”の刀で
誰一人…
戦いの幕が今、開かれる…
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 126人がお気に入り
お気に入り作者に追加
「アニメ」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
この作品を含むプレイリスト 
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
★紅葉☆くれは★(プロフ) - マリサさん» はい！マリサさん、コメントありがとうございます！蝶 ﾁｮｳはﾃﾌとも読みますが、蝶 ﾁｮｳの読み方を略してﾁｳにしてます。ちょっとこだわりが欲しかったので(^-^;) (2015年12月25日 16時) (
レス) id: 57bf35a786 (このIDを非表示/違反報告)
マリサ(プロフ) - 題名がｾｯｶﾉﾁｳになってるのはわざとですか？ (2015年12月25日 13時) (レス) id: 895025f1f8 (このIDを非表示/違反報告)
★紅葉☆くれは★ - いいえカヨさん！沖田さん落ちではないです！未定何です(｀・ω・´) (2015年7月29日 16時) (レス) id: 854218fb99 (このIDを非表示/違反報告)
カヨ - だけど、沖田がメインになっているから、どうなるんだろう？ (2015年7月29日 16時) (レス) id: 1bd018f9e0 (このIDを非表示/違反報告)
★紅葉☆くれは★ - ですよね笑笑もう恐ろしくて夢に出てきたらと思うとゾッとします…ヒイィィ(゜ロ゜;三;゜ロ゜)ヒイィィ (2015年7月29日 0時) (レス) id: 854218fb99 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：★紅葉☆くれは★ x他2人 | 作者ホームページ：http://seekanoteu
作成日時：2015年5月20日 19時
