弍拾漆話 炎の如く ページ29
沖田「…いざとなったら“薬”でも何でも
使ってもらうしかないですね……」
A『(……!!)』
永倉「めったな事を言うんじゃねぇ…
幹部が“新撰組”に入ってどうするんだよ…!」
まずいな……
止めなくては千鶴に……
千鶴「え？山南さんは新選組の総長
じゃないんですか？」
藤堂「違う違う。新選組の字はこう書くだろ?
んで、“新撰組”は“選”の字を手編にして…
『そこまでだ!!』……!!!!」
俺は止めるべく声をあげた。
Aside〜end〜
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
not.side
Aの声で静まり返る。
A『原田、お前の気持ちは分からなくもない。
が、一旦その腕を降ろせ……』
原田「……!!」
原田は握り締めた拳を降ろす。
そしてAは藤堂・沖田の方へ向き……
A『藤堂、千鶴の立場を考えろ…
無闇に“その”名を出すな…
沖田、お前もだ。
千鶴の前だという事を忘れるな…(睨』
皆「(ゾク!!……)」
Aからは新選組幹部も感じた事の無い
強力な殺気が出ていた。
Aの深い瑠璃色の瞳が一瞬、まるで血のような紅色に輝いた事は幹部達にしか分からなかった。
千鶴「あ、あの……氷室さん…」
A『千鶴、今の事は忘れろ…部屋に戻れ』
千鶴「で、でも!!『忘れろ…そうしなければお前の命が危うい…お前の父も捜せなくなるぞ』……え!?」
Aは千鶴を説得をするように言う。
A『今一度言う……
部屋に戻れ、千鶴』
千鶴「ｯ!!わ、分かりました…」
千鶴は大人しく自室に戻った。
千鶴はこの時初めてAの事を
恐ろしく感じたのだった。
A『……俺も部屋に戻る。
以後、気をつける事だな……』
Aはそう言い残し、広間を後にした。
それは空が赤く染まる時の出来事だった。
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★紅葉☆くれは★(プロフ) - マリサさん» はい！マリサさん、コメントありがとうございます！蝶 ﾁｮｳはﾃﾌとも読みますが、蝶 ﾁｮｳの読み方を略してﾁｳにしてます。ちょっとこだわりが欲しかったので(^-^;) (2015年12月25日 16時) (
レス) id: 57bf35a786 (このIDを非表示/違反報告)
マリサ(プロフ) - 題名がｾｯｶﾉﾁｳになってるのはわざとですか？ (2015年12月25日 13時) (レス) id: 895025f1f8 (このIDを非表示/違反報告)
★紅葉☆くれは★ - いいえカヨさん！沖田さん落ちではないです！未定何です(｀・ω・´) (2015年7月29日 16時) (レス) id: 854218fb99 (このIDを非表示/違反報告)
カヨ - だけど、沖田がメインになっているから、どうなるんだろう？ (2015年7月29日 16時) (レス) id: 1bd018f9e0 (このIDを非表示/違反報告)
★紅葉☆くれは★ - ですよね笑笑もう恐ろしくて夢に出てきたらと思うとゾッとします…ヒイィィ(゜ロ゜;三;゜ロ゜)ヒイィィ (2015年7月29日 0時) (レス) id: 854218fb99 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：★紅葉☆くれは★ x他2人 | 作者ホームページ：http://seekanoteu
作成日時：2015年5月20日 19時
