花宮夢1 ページ7
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目の前の端正な顔をジッと見つめてみる。
そんな私の視線を擬音語でも付きそうなほど笑った彼が受け止める。
「…Aさん、何か俺の顔に付いてたりする？」
「いいえ、付いてないわよ」
日も暮れそうな時間。
私と彼は対峙していた。
校舎で半分遮られた夕陽が私達を照らす。
「ええっと、じゃあ用事は何かな？」
一日中見てたよね、と言われて頷く。
私は今日一日、付いて行けない時以外全て花宮 真を観察していた。
バレないとは思っていなかったので、指摘されても驚く事ではない。
「別に、大したことじゃないわ」
私の言葉に、彼は目を丸くする。
きっと、こんな所に呼び出されたから告白されるとでも思っていたのだろう。
確かに、告白には違いない。
でも、告白するのは私じゃない…彼だ。
「でも、貴方にとっては大事な事かもしれないわね」
「なにかな？」
ニッコリとこれ以上なく深められた笑みに、私も同じような笑みを返す。
そして、口を開いて囁くような声でいった。
「貴方って、猫被りなのね」
笑みを浮かべたまま固まった彼。
頭の中では色んな場面を思い浮かべてるに違いない。
いつ自分がしくじったか。
いつ私と関わったか。
そして、この場をどう切り抜けるか。
噂で彼は200近くのIQを持っていると聞いた。
日常生活においても、全て完璧。
なら、今の状況も切り抜けようとするだろう。
けれど、そんな暇は与えてあげないわ。
「私、従兄弟が秋田にいて…この間WC見に行ったのよ」
そこで見た彼は別人だった。
愉しそうに笑みを浮かべ、相手を傷つける。
断末魔に嘲笑し、その選手の耳元で何かを囁く。
それはきっと、悪魔の囁き。
ニコリと笑って彼を見た。
彼は顔を俯かせ、小刻みに震えている。
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ユズナ(プロフ) - 今吉いぃぃぃぃぃぃいえあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ！！！！(((( とりあえず、いまよしぬ レベルですよこれ…禿げそう(( (2015年11月8日 8時) (
レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
鹿野悠(プロフ) - 甘夏蜜柑さん» ありがとうございました！ブン太待ってます！ (2015年7月12日 14時) (レス) id: 0a529b702d (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - 朔夜さん» 了解です！もう少し時間がかかってしまうかもしれませんので気長にお待ちください！ (2015年7月12日 10時) (レス) id: b96b0fe977 (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - 涼風さん» 続編に行ったら書かせていただきます！一応赤司のは書いたのですが、僕司夢っぽくもなっているので別の物を書いて載せたいと思っています。 (2015年7月12日 10時) (レス) id: b96b0fe977 (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - 鹿野悠さん» 雲雀さんと仁王書かせていただきました！丸井くんはもう少しお待ちください！ (2015年7月12日 10時) (レス) id: b96b0fe977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2015年5月28日 15時
