今吉夢1 生誕 ページ14
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「なぁなぁ、A〜」
「なに？」
テストが近いということで、私と私の彼氏である今吉 翔一と二人で図書室に来ていた。
もちろん、勉強するために。
しかし、目の前のカレシさんは余裕なのか何なのか、先程からシャーペンを回すだけ。
…しかも、ワークの答えが全部埋まってるのがムカつく
「今日、何の日か知っとる？」
関西独特の訛りを声に乗せ、そう問てきた彼を見返す。
限りなく細められている瞳には、いつもあるような鋭い光はない。
雰囲気的にも、少し落ち込んでいるような気がしないでもなかった。
「今日？…あ」
彼の問いに首を捻っていれば、ピコンと頭に浮かぶ答え。
「測量の日。確か歴史の先生が言ってた」
「…ちゃうやろ」
心なしか彼の目尻に光るモノが浮かんだ気がする。
「んー、じゃあムーミンの日」
「確かに！確かに6月3日やけど、ちゃうわ！」
しかもそれ“旧:ムーミンの日”やろ！と突っ込んできた彼を、頬杖を付いて見返した。
もう完全に、勉強をやる気は無い。
…なんか他にあるっけなぁ
視線を宙に彷徨わせ、爪先をいじる。
目の前には、いつものヘラヘラ加減がない彼。
いつも飄々としている彼には、珍しいと思う。
「…もうええわ」
私達以外誰もいない図書室に呆れを含んだような声が響く。
諦めが多くを占めるその声に、ビクリと肩をはねさせてしまう。
「翔一…？」
「…ショックやけど、まあそんなもんなんやろなぁ」
ため息を吐いて立ち上がった翔一を、私は座ったまま見上げた。
いつの間にか纏めた荷物を片手に、彼は笑う。
いつもとは違う、どこか冷たい笑みだった。
「ほな、帰ろか？」
「…ぇ」
呆然としている私を尻目に歩き出す彼の背中。
私は慌ててバックの中からある物を取り出す。
「翔一ッ！」
．
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ユズナ(プロフ) - 今吉いぃぃぃぃぃぃいえあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあ！！！！(((( とりあえず、いまよしぬ レベルですよこれ…禿げそう(( (2015年11月8日 8時) (
レス) id: f48090b258 (このIDを非表示/違反報告)
鹿野悠(プロフ) - 甘夏蜜柑さん» ありがとうございました！ブン太待ってます！ (2015年7月12日 14時) (レス) id: 0a529b702d (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - 朔夜さん» 了解です！もう少し時間がかかってしまうかもしれませんので気長にお待ちください！ (2015年7月12日 10時) (レス) id: b96b0fe977 (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - 涼風さん» 続編に行ったら書かせていただきます！一応赤司のは書いたのですが、僕司夢っぽくもなっているので別の物を書いて載せたいと思っています。 (2015年7月12日 10時) (レス) id: b96b0fe977 (このIDを非表示/違反報告)
甘夏蜜柑(プロフ) - 鹿野悠さん» 雲雀さんと仁王書かせていただきました！丸井くんはもう少しお待ちください！ (2015年7月12日 10時) (レス) id: b96b0fe977 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：甘夏蜜柑
| 作成日時：2015年5月28日 15時
