この人嫌いでクズな僕が可愛いの育てることになりましたぁっ！《おそ松さん》【男主】

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「…っ？！」


頬をつたる、生ぬるい感覚。

うわ、カッコ悪いじゃん…
ほんとやだ。消えたい。


意識なんかしてないのに、涙は流れてくる。

だんだん、自分の顔が火照ってくるのを感じた。


「いや、あの…ゴミが…はいっ…て…
あはは…」

一生懸命、口角をあげる。
必死についた嘘。

すると、赤いパーカー、おそ松が僕に


「だいじょぶ？めぇいたい？」


と聞いてきた。

…ゴミが入って、こんなに目から水が出るのはおかしいけどね。


「だ、だいじょぶ…ごめんな…」

「んーん！にいちゃんがいたかったら、おれもいたいから！」


…そんな優しくしないでよ。

そんなこと言われたら、止まんなくなるじゃん…。


「ありがと…」


今度は偽りじゃない笑顔を見せて
ぎゅっと抱きしめる。


…抱きしめていた、のが正しいかな。


「兄ちゃん…？」

「ん、ほんと、ごめんな。ゴミ、取れた。」

「そっか！よかったぁ！」


その笑顔は、僕に余裕をくれた。

まだ、生きててもいいって
勝手な思い込みだけど。

きっと、まだいいんだ。







嗚呼、もう一つ、見つけた。

安心できる方法を。








こいつらと、一緒にいることだ_______。


他の5人と一緒に、おそ松をもう一度寝かせた。

いつの間にか僕も、
意識を手放していた。

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