検察官ちゃんと弁護士さん 35 ページ43
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突然ではあるがこの間の調査に向かう途中、偶然にも一松先生と会ったため近くのカフェで少々世間話をしている所だ。
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｢…上司から聞いた。今度あの企業を起訴するんだってね。…そもそもアンタ検察官でしょ。弁護士に頼むならまだしも民事裁判なんだから出る幕ないと思うんだけど…。｣
｢…あのクソ弁護士と同じこと言わないでください…。｣
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分からない人のために少々かいつまんで話すことにしよう。
今回の事は本当に例外中の例外。
そもそも二人の言う通り私達検察官が担当するのは刑事裁判と呼ばれる刑罰の科される行為を行なった者を裁く裁判。
一方個人対個人で行う民事裁判に検察官が口を出すのは無に等しいのだ。
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上司に怒られたのは言うまでもない。
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｢アイツにも言われただろうけど俺からも言っとく。ただがむしゃらに走るのが正義じゃない。
失敗は失敗を呼ぶように無茶は無茶を呼ぶ。だから、あまり深入りはおすすめしない。｣
｢肝に銘じておきます。｣
｢ん。まぁ、あとは頑張りなよ。｣
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コーヒーを飲みながらも私を応援してくれる声が今の私にはとてもありがたみのあるものであった。
ここがあのクソ弁護士と違う所なんだよなぁ…と考えつつも目の前にあった紅茶を飲み干す。
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｢…あ、のさ。それと、アイツ…口下手なんだよ。ストレートでしか物事言えないし…。でも、アンタのことを心配してるっていうのは本当の事だから…あんまりアイツのこと嫌わないでやって。｣
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｢それじゃあ。｣と言って去っていく一松先生の後ろ姿をただ呆然と見つめていた。
先ほどの言葉が私の頭の中を支配する。
…一体その意味はなんなのだろうか。
そんな事を考えながら。
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来夢*ﾟ(プロフ) - 馬鹿と阿呆を足してクズさん» 初めまして！コメントありがとうございます！ひゃー！そうですね！！思いっ切り間違ってました！わざわざご指摘ありがとうございます。お恥ずかしい限りです笑 見てくださりありがとうございます。どうぞ最後まで楽しんでいってくださいね！ (2017年6月29日 7時) (
レス) id: 0eefaafa79 (このIDを非表示/違反報告)
馬鹿と阿呆を足してクズ(プロフ) - 本当に細かい事で申し訳ないのですが一番最初のはエピローグでは無くプロローグではないでしょうか！？エピローグというのは終章であり話の最後のものの筈なのですが……。まだそれしか目を通していないのですが話の内容は楽しめる内容だと分かります！ (2017年6月29日 2時) (レス) id: 7fd77e283d (このIDを非表示/違反報告)
来夢*ﾟ(プロフ) - 黒兎さん» こちらにもコメントありがとうございます！こっちの方は糖分こんもりでお送りする予定です笑 そうなんです、テストなんですよ…終わり次第沢山更新しますのでお楽しみに！ (2017年6月4日 23時) (レス) id: 0eefaafa79 (このIDを非表示/違反報告)
黒兎(プロフ) - わあああぁぁ！(あらぶりました、すみません)二度もコメントすみません！先にAnotherを見てしまったんですが、こちらもまたカラちゃんがピュアでかわいらしいです……。テスト頑張ってください！ (2017年6月4日 15時) (レス) id: 2172f3f018 (このIDを非表示/違反報告)
来夢*ﾟ(プロフ) - 蜜柑さん» 遅くなりましたがリクエストありがとうございました！お気に召したようで何よりです。また機会がありましたらする予定ですのでその時もよかったら是非リクエストしてくださいな！ (2017年5月24日 22時) (レス) id: 0eefaafa79 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：来夢*ﾟ | 作者ホームページ：http://uranai.nosv.org/u.php/hp/raimu2/
作成日時：2017年4月21日 21時
