彼女に告白した スバル 北斗 ページ1
スバル「俺はAのことがだーいすき!うーん・・・確かに友達としても好きだよ。でも、今は恋愛的な意味。あのね、俺は・・Aが好き。女の子として好きなんだ。」
好きには色んな種類があると思うけれど、俺が抱くこの気持ちは多分、恋愛的なもの。大好きな友達にも彼女を渡したくないと思ったあの日から、この気持ちは俺の中で一番大切なものになった。「好き。」「だーい好き!」毎日、彼女に好意を伝えた。でも、いつも困ったように笑うだけだ。彼女を見ていて気がついたことがある。
彼女は自分に向けられる好意に鈍感だ。まぁ、俺は普段から好き好きと言っているので本気にされないということもあるのかもしれないけれど。どうしたら信じてもらえるのだろう。考えたけれど分からなかった。だから、二人きりで。真剣な表情で。自分ができる精一杯を詰め込んで、大切な想いを彼女に届けたい。
「あのね、俺、Aに信じてほしくてたくさん考えたんだ。でもどうしたらいいのか分からなかった。だからこうしてAに放課後、時間もらったんだ。来てくれてありがとう。あのね、俺、Aに伝えたいことがあるんだ。」
北斗「Aは!いつも・・他人のことばかりだ。俺が言えたことではないが・・俺は・・Aに自分を大切にしてほしい。俺が・・Aのことを大切に護りたいんだ!」
誰かを護りたいと心から思う。そんな感覚を知らなかった。彼女は可愛い。後輩も可愛い。二人とも守りたい存在。二人に対しての気持ちに違いはないと思っていた。でも、違った。彼女の腕を掴んだ時、彼女の涙を拭った時、俺の胸はときめいた。可愛くて護りたい。この気持ちとは別に「独り占めしたい」等と複雑な感情を抱いた。
守りたい。と護りたい。音は一緒だが、きっと俺にとって意味は全く違う。前者は友也に対しての感情で後者は彼女に対して。彼女にだけの感情だ。彼女を弱者だと思っているわけじゃない。芯の強い素敵な女性だと知っている。知っているけれど、いや、知っているからこそ、彼女の弱さを包み込むのは自分でいたいと思うのかもしれない。
「好きだ。いや、好きじゃ足りない。月並みな言葉だが、愛している。俺は命をかけてAのことを護りたい。俺をお前の唯一にしてくれないだろうか。」
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春永詩帆(プロフ) - 新作最高です。ありがとうございます・・・・・・っ! (2022年1月20日 17時) (レス) @page2 id: 46695abdda (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:39 | 作成日時:2022年1月19日 22時