第235話・タイミング ページ47
手伝ってくれる彼らのためにも鬼道はデスゾーンを完成させたいと強く思った。
「鬼道」
「？」
「タイミングは帝国と一緒なの？」
「ああ、まったく一緒だ」
Aに質問され答える鬼道。ふとハーフタイムの際の佐久間との会話が頭をよぎった。
━━━━━━鬼道は雷門にいる方が鬼道らしい。
という佐久間の鬼道を見た感想だったのかもしれない。
「円堂！ A！ デスゾーンの回転を長くするぞ」
「回転を？」
「鬼道が指示くれるんだよね？」
「ああ。━━━━次、完成させるぞ」
「！ 分かったぜ、鬼道！ やろうぜA！」
試合が再開され目金を辺見がブロックし、寺門がボールを奪い鬼道へ高くパスを出した。
「行けー！」
「鬼道！」
高くジャンプし回転する鬼道、円堂、A。
先ほどとは違い長くタイミングをずらすくらいの勢いで回転をする3人。
ベンチで見ていた佐久間も声を上げるほどだ。
「今だ！」
「「�爛妊后張勝璽鶚瓠�！」」
デスゾーンの威力は落ちることなく雷門のゴールに突き刺さった。
「やった！ 鬼道！！」
「ああ、デスゾーンの完成だ！」
デスゾーンの完成に雷門、帝国のメンバーが駆け寄ってきた。
「でもどうしてできたんだ？」
「タイミングだ。帝国と雷門は違うチーム。雷門には雷門のタイミングがある」
「そうか！ 俺たち3人のタイミングで撃ったからできたのか！」
「ああ。成功したのはみんなのおかげだ」
鬼道の集まってきた帝国イレブンに目配せして礼を言う。
「いや、お前たちの努力の結果だ。…それにこれで終わりじゃないんだろう？」
佐久間の言葉に円堂が「どういうことだ鬼道？」と問いかける。
鬼道はデスゾーンを越える必殺技を作るのだという。
「デスゾーンを越える必殺技！？」
「それってどんなものなんだ？」
円堂と土門が食い気味に聞くと、鬼
道は「詳しい話は練習試合を終えてからにしよう」と拍子抜けするようなことを言うのだ。
「どうして？ 練習試合なんだから中断することだって」
アニメでは練習試合を中断したか、練習試合の中生まれた必殺技なのかは不明だが、
特訓に集中するなら練習試合を中断すればいいものを
何故か鬼道は、頑として練習試合を続けようとしていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 313人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「イナズマイレブン」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
活字不足卍(プロフ) - 若いうちにやってみたいことの一つとして、バンジージャンプがある。でも咄嗟に腰が引きそうw (2022年6月9日 1時) (
レス) id: 63abfde266 (このIDを非表示/違反報告)
ゆりりん(プロフ) - 続きが読みたい!!(クソデカボイス) (2021年2月27日 15時) (レス) id: 9679665185 (このIDを非表示/違反報告)
田中優香(プロフ) - 楽しみ過ぎる(豪炎寺の復帰はアツいね) (2021年2月26日 1時) (レス) id: da5dc9d8d2 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：活字不足卍 | 作成日時：2021年2月26日 0時
