青春物語 (ページ16) - 小説/夢小説

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エピソード10 ページ16

青峰side

青「……。
おい、お前……。」

大丈夫か？その言葉がでねぇ
大体夏綺の顔が目に浮かぶ
だから、言えねぇ
俺が言う資格はねぇ

「そんなの私の知ってる大輝じゃない。」

夏綺、元に戻ってるじゃねーか。
俺のこと名前で呼んでるくせによ。
本当はこうしたくない。バスケがやりたいんだ。
でも、怖いんだよ。また、失う気がして。
なんでお前が泣いてんだよ。
夏綺、俺は。

「絶対とは、言わない。
けど、待ってるから。」

夏綺はそう言って、電話を切った。
そんなこと言われたら、行くしかねーだろ。

俺は、ジャージに着替えて急いで体育館に向かった。
夏綺に会うために。

俺はこんなに夏綺に弱かったか。
そんなわけねーだろ。
じゃあ、なんでこんなに夏綺に対してドキドキしたり、モヤモヤするんだ。
この気持ちはなんなんだ。

青「ハァ、ハァ……。」
体育館に着いた。
荒れていた息を整えて俺は、扉を開けた。

なんか話をしていた感じだった。
つか、俺の姿を見て、さつきは泣いてやがる。
泣いてんじゃねーよ。
伊藤は、安心してんのか。
俺は、夏綺のところに行った。

青「夏綺……。」

夏綺は顔を上げてくれねぇ。
気まずい。そういう感じだな。
俺は夏綺の顔を見てーのによ。

「良かった、来てくれて。
まずは、先輩達に挨拶しなよ。」

完全に避けてやがる。
理由を聞きてーところだが、夏綺の言う通りにしてやっか。
挨拶をした。
そしたら、今吉先輩だっけ。
今吉先輩が、シューティングして終わりにすると言われた。
なんだよ、意味ねーじゃん。
今、帰ったら………。
あーあ、ゾッとする。
だから、俺は仕方なく練習に参加した。