第三十二巻 ページ33
診察の結果は、心的外傷後ストレスによる失語症....つまりは、
医「いつかは声が出せると思います。」
という事だ。
ナルト「姉ちゃん、大丈夫か?」
『【大丈夫だよ(*^^*)心配かけてごめんね?】』
声が出ないことに気づいたカカシさんが紙とペンをくれたからそれに書いていくことに。
医「意識も十分ですし、明日にでも退院しましょう」
退院....
ナルト「姉ちゃん、帰れるのか?」
医「えぇ、家族とすごしていた方が治りも早いかもしれませんし」
先生....
_____
そして早くも退院日。そして、その日初めて知った事実。
カカシ「ナルトが旅に出る」
その言葉だった。ナルトの口から聞けるものなら聞きたかった。でも...
ナルト「姉ちゃんに心配をかけたくなかったってばよ...」
その言葉を聞いた時にこの子は本当に人を考えられる子だと思った。
そして、そのままナルトが旅立つ日が来た。
『(ナルト、大丈夫??ちゃんと色々持った?)』
ナルト「大丈夫だってばよ!」
『(お腹は冷やしちゃダメよ?風邪ひくからね。)』
ナルト「わかったってばよ!」
『(あと、それと((ナルト「あー!もう!姉ちゃんは母ちゃんかよ!心配し過ぎってばよ!」
心配し過ぎ....本当は言葉で伝えたかった。でも...
ギュッ
ナルト「姉ちゃん?」
『(行ってらっしゃい)』
そう伝えるように彼に最高の笑顔を向けた。
ナルト「!!行ってくるってばよ(o´罒`o)」
そして自来也さんと旅立っていったナルト....なんか寂しいな
イルカ「行っちゃいましたね」
そうですね...
イルカ「ナルトなら大丈夫ですよ」
分かってる。でも.....溢れる涙は止まらない...ナルトっ....
カカシ「泣いてるね〜」
イルカ「カカシ先生!」
カカシ「泣かせたのイルカ先生?」
イルカ「な!!違いますよ(^^;)」
カカシさんの胸を叩く....そしてギュッて抱きついて泣き続ける。
カカシ「大胆だね〜♪♪」
今はそんなのどうでもいい、ただ安心したかった。
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プーリー - カルボナーラさん» ありがとうございます(*^^*) (2019年6月12日 15時) (レス) id: a2b9860f3e (このIDを非表示/違反報告)
カルボナーラ - とっても面白かったです! (2019年6月12日 14時) (レス) id: df2e555990 (このIDを非表示/違反報告)
プーリー - ぼた餅さん» クシナが姉だと知ってから、もし姉が前からいた事を知っていたならナルトとの姿を見たいなぁ...って感じで書いてます。色々矛盾してることも多いですが、これからもよろしくお願いします (2019年6月8日 20時) (レス) id: a2b9860f3e (このIDを非表示/違反報告)
プーリー - ぼた餅さん» そうですね、まぁおかしいと言われればおかしいのかも知れません。でも、私としてはクシナの妹と判明したのは後々書くことになっています。 (2019年6月8日 20時) (レス) id: a2b9860f3e (このIDを非表示/違反報告)
ぼた餅 - ……?ヒナタ達と関わりないのになんで紅先生より必死なん?てか最近になってクシナの妹って知ったのに、ナルトといる姿?なんだっけ?が見たいとか可笑しくない? (2019年6月8日 19時) (レス) id: 1c41a2d7a9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:プーリー | 作成日時:2019年5月21日 22時