【薄桜鬼】 名無しの少女の本業は暗殺者です！ ＝１９＝

番外編特典付録　鬼達の日記　その２ ページ17

＝天霧の場合＝









慶応元年 月 日









この頃風間の様子がおかしいので少し観察してみようと思います。









いえ、今までも十分おかしいのですが・・・。









卯の刻 起床







四半時後 朝食









辰の刻 資料を読み漁る








これは風間家の代々伝えてきた旧い文献で、

戦国の世のときに記されたものとされています。









そこには今は廃れなくなってしまった風習や

鬼の家について詳しく記されているとか。









時折、宙を見てニヤニヤと笑っているんは非常に不気味です。









午の刻 昼餉









「あいつは何を食べているのか。｣









あいつ・・・察しはつきますがその話しとなると

二刻は潰れることになるので話しかける事無く放置します。









またニヤニヤしてるのがとても気持ち悪いです。









昼からは薩摩の重役との話があるというので出かけて行きます。









あの仏頂面・・・どうにかならないのでしょうか。









帰ってくると、刀の手入れをしながら







「あいつは強かった、でも俺にはまだ及ばないがな。フッ｣









とかいって笑っています。









反応が欲しいようでチラチラ見ていますが無視を決め込みます。









面倒なので。









・・・まとめると風間はとても気持ち悪いやつということになりますが

たまに気が向いたときにはいいところもあるはずではないだろうかと思うので

気長に付き合うことにしましょう。









これが風間にばれるとまたうるさそうなので隠しておきます。









これでまた今日という日が終わってしまいました。

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