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94. ページ44

不動に連れてこられると、鬼道と円堂の後ろ姿を見つけた。








二人の目の前には、佐久間と源田が立っていた。








『嘘……よりにもよってこの二人が……?』








三人が驚いていると佐久間が口を開いた。








佐「久しぶりだな、鬼道」








不「感動の再会ってやつだねぇ」







影「では、元チームメイト同士、仲良く話したまえ。また後で会おう」








そう言うと影山はそのままどこかに去って行った。








鬼「……何故だっ、何故だ!?何故お前達があいつに従う!?」








源「強さだ」







円「強さ?強さだけを求めた結果が、あの影山のチームじゃなかったのかよ!」







鬼「俺達はそこから新たな一歩を踏み出したはずだろ!?」








佐「俺達を見捨てて雷門に行ったお前に何がわかる」








鬼「ち、違うっ!お前達を見捨てたわけじゃない!








俺は、自分が許せなかった……チームメイトを助けられなかった自分が……







だからっ……!」







源「綺麗事を言うな!あの世宇子に勝ちたかっただけだろ。







お前が欲しかったのも、強さだ!」








鬼「……そのためにあの影山についてもいいのか!?影山が何をやったか覚えているだろ!?








雷門中にしたことっ、それにAのことだって知ってるはずだ!








源田、俺達と一緒に来い!なぁ、佐久間もっ……」









その瞬間、佐久間が鬼道の手を振り払った。








『説得は無意味、か……』

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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年3月19日 16時

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