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不動に連れてこられると、鬼道と円堂の後ろ姿を見つけた。
二人の目の前には、佐久間と源田が立っていた。
『嘘……よりにもよってこの二人が……?』
三人が驚いていると佐久間が口を開いた。
佐「久しぶりだな、鬼道」
不「感動の再会ってやつだねぇ」
影「では、元チームメイト同士、仲良く話したまえ。また後で会おう」
そう言うと影山はそのままどこかに去って行った。
鬼「……何故だっ、何故だ!?何故お前達があいつに従う!?」
源「強さだ」
円「強さ?強さだけを求めた結果が、あの影山のチームじゃなかったのかよ!」
鬼「俺達はそこから新たな一歩を踏み出したはずだろ!?」
佐「俺達を見捨てて雷門に行ったお前に何がわかる」
鬼「ち、違うっ!お前達を見捨てたわけじゃない!
俺は、自分が許せなかった……チームメイトを助けられなかった自分が……
だからっ……!」
源「綺麗事を言うな!あの世宇子に勝ちたかっただけだろ。
お前が欲しかったのも、強さだ!」
鬼「……そのためにあの影山についてもいいのか!?影山が何をやったか覚えているだろ!?
雷門中にしたことっ、それにAのことだって知ってるはずだ!
源田、俺達と一緒に来い!なぁ、佐久間もっ……」
その瞬間、佐久間が鬼道の手を振り払った。
『説得は無意味、か……』
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作者名:梅こんぶ | 作成日時:2019年3月19日 16時