化け物でも【キミガシネ】 (ページ8)

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7話ページ8

A視点

一本足りない……？

……そのことは任せよう。

今、私が気になるのは、自己紹介していない

女の子。

……まぁ、私より年上かな。

サラ「大丈夫か……？」

バケツをかぶった子「お姉ちゃ…ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

　か、かんな……木津池神奈(キズチカンナ)です……

　中学生です……ｶﾀｶﾀ」

これ以上、掘り下げるのはダメかもな、

サラ「お姉ちゃんと一緒だったのか！？」

あー、サラさん……掘り下げるのは……ちょっと、さ？

ダメだったかもね？

カンナ「お姉ちゃん……

　そう…ここきてから……お姉ちゃん……お姉ちゃんが…

　うああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ！！！！

　死んじゃった、お姉ちゃんが、なんで、どうして、

　あのベットで……！！わたしのせい………！！」

ﾄﾞｻｯ

カンナさんが倒れた。

Ｑ太郎「お、おい！」

レコ「しっかりしろ！！」

カンナの手からカギが落ちた。

私はそれを拾った。

ミシマ「この子も私達と同じ最初の試練を……！！

　そして……何かあった……！！」

レコ「血も涙もねぇ……！！」

お姉ちゃんが死んじゃったんでしょうね。

あぁ、でも………………………

……お姉ちゃん、か。

生きてたら、今頃どうしてたのかなぁ…？

私と違って、友達も多くって、よく笑ってたかな？

あぁ……さみしいな……会いたいな……

お姉ちゃんのことを考えると、自然と顔に出てたのかな…？

ケイジさんは私の頭に手を乗せて、優しく撫でてくれた。

まるで……お姉ちゃん……みたいに…………

サラ「カ……カギは…！？」

『……私が、持ってます。

　さっき、カンナさんが落としたので。』

ケイジ「おまわりさんに任せてよ。

　サラちゃん、Aちゃん。」

『お願いします。』

私は、ケイジさんにカギを渡した。