化け物でも【キミガシネ】 (ページ15)

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14話ページ15

A視点

サラさんは、椅子に置いてあったソレを手に取った。

ソレは………

本物の……銃…

ソウ「危ないよ……ソレ…」

ソウさん…！一体何をする気なんだ…！？

ソウ「そっちは実弾じゃないか。

　銃……ボクにちょうだい？」

悪い予感がする。

『…サラ！ダメだ！ソウに渡すな！』

サラ「A！？」

ソウ「アレ…？Aちゃんは聞いてなかったっけ？

　約束したんたよ。サラさんと。

　次何か見つけたらくれるって……」

サラ「……大丈夫だ。A。」

サラさんはソウさんに銃を渡した。

ソウ「そういえば……さっきの弾…

　一発だけ渡し忘れてたんだ。」

サラさんの顔色が青い。

ソウ「……なんてね。信用とこれは別だよ。

　油断しないで。」

ソウ「他の部屋も行こう。サラさん、Aちゃん。」

サラ「……」

『……大丈夫ですか？サラさん。』

サラ「…あぁ、大丈夫だ。あとA、サラさんじゃなくて

　サラでいいんだぞ。」

『あっ……』

そうだ、私……

サラって……！

恥ずかしいっ…///

『あぅぅ…///』

腕を、足をブンブンと振った。

すると手枷は外れた。

そして、足枷も外れた。

『……あ、外れた…？』

サラ「……あぁ…」

『「……」』

サラ「まぁ……というわけで、よろしく。A。」

『…はいっ、サラ！』

サラと私は友達になった。