今日:13 hit、昨日:2 hit、合計:3,541 hit
小｜中｜大
＊＊１５ ページ15
*
【リヴァイside】
ﾘｳﾞｧｲ「こ･･･ｯ････」
ここはどこだ、そう聞こうとしたが喉の激痛が発声を拒んだ。
ｸｼｬﾅ「リヴァイ、だな。我が名はクシャナだ。早々に目覚めてピンピンしてるメガネ･･いやハンジといったか、あの者からお前のことは聞いている」
そいつは窓辺に立つ細身の体をこちらへ向け、動こうとはせずにオレへ話しかける。
そのシルエットと声で判断するに、女で間違いなさそうだ。
の割に、話し方がエラそうなのが気になるが。
ハンジがピンピンしているといったが、オレの隣のベッドにもこの部屋のどこにも、あのクソメガネの姿は見当たらない。
そもそも、この部屋にいるのはどうやらオレとこの女だけのようだ。
ｸｼｬﾅ「お前は兵士長をやってると聞いたが･･･私はトルメキア軍という軍隊の司令官だ。･･･といってもまぁ、今はほとんど機能していない軍の、というマヌケな話だが」
トルメキア？
軍の司令官････？
頼りない肉付きの体のこの女には、おおよそそんな雰囲気は感じられなかった。
ただ、さっき聞こえた金具の音は、クシャナと名乗るその女が動くたび、その身にまとっている黄金の
その鎧のお陰でかろうじて兵士に見える、という印象だ。
*
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 5人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ico | 作成日時：2019年12月28日 17時
