プロローグ* ページ1
「あんた、プロデューサーなんでしょ?
男漁りに来たわけ?そう言うのチョ〜うざぁい。」
『…漁ってなんかいないよ…』
「どうだか。俺には関係無いけどねぇ。」
言うだけ言って『瀬名泉』は去っていく。
プロデューサーとして立ち振る舞っても毎回こんなことばかり言われ続けている。
仕事依頼が増え始めてからずっとこうだ。
正直ツラかった…
1番近くにいた人に理解してもらえない。
このままだとダメなことも分かっていて後を追い走るも、追わなければ良かった、聞きたくなかったと氷のような言葉に胸を刺された。
「泉君の『妹』可愛いよね。
俺狙ってるんだけど、いいよね?お兄さん。」
「どいつもこいつもチョ〜うざぁい。
…妹にAなんて欲しくなかった。
はぁ、目障りだから手は出さないでよねぇ。」
羽風先輩と『お兄ちゃん』との会話は今まで言われた中で1番の打撃を誇り、私を打ちのめしていった。
「明後日から海外に留学することになった!
陸上部のことは頼んだぞぉぉ」
「はぁ!?ママ!聞いてないわ。
Aちゃんもアドちゃんも何か言ってやって!」
『みけじママ…私も留学に付いていきたい。』
私は逃げました。
鳥籠の学院から、兄の側から。
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モカ(プロフ) - 架月*さん» コメントありがとうございます!初めてこのお話にコメントが来たっ…!!非常に嬉しいです。更新頑張りますね。 (2017年6月23日 21時) (レス) id: efb045d001 (このIDを非表示/違反報告)
架月*(プロフ) - あとがきとあり、ここで終わってしまうのかと思ったのですが、続編と聞いてワクワクしてます!頑張って下さい! (2017年6月23日 21時) (レス) id: 6bbbbd55e1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:モカ | 作成日時:2017年6月9日 6時