紅葉が十九枚 ページ22
布袋尊side
「こんにちは。早く中へ。」
そう言った女は、薄い笑みを貼り付けて、俺達を中へと促す。
最後に入った俺を見た後、素早く閉めた。
「馬鹿力…。」
静かに呟くと、聞こえていたらしく、燃やされた。
「馬鹿じゃないのかい？女の子に馬鹿力何て言うなんてさぁ？」
弁財天が呆れながら言った。
「あんなに重い扉をいとも簡単に開けて閉めたんだぞ？しかも一人で。」
そう反論すると、ニコニコ愛想笑いを浮かべながらあの女が近づいて来た。
「ちょっとコツがあるんです。まあ、コツと言っても、恨んでいる相手の顔を思い浮かべて力強くその相手の顔面を潰すような感じだったら、この重い扉も動きますよ。」
何さらっと怖い事言ってんだ此奴。
「え、なんか怖いねぇ。」
「恨むのはあんまり良くないぞ。良い気持ちにならんからな。」
ちょっと引く弁財天と、諭すような言い方をする福禄寿。
気持ちは分かる。
それにしても気持ち悪い女だな。
何と言うか、心が見えないと言うか。
不思議な感じだ。
他にも居るみたいだが、名前がわからない奴ばかりだ。
現エンマ大王に似てるやつが3人と、薄気味悪い女と、にこにこしている男。
「取り敢えず、自己紹介して貰おうか。」
そう俺が言う。
今思ったんだが、登場人物多くないか？←
「そうだね。じゃあこっちから自己紹介しようかな。私は秋女。よろしくね。」
あの薄気味悪い女が言う。
「僕はスイだよ！この子の能力って言ったほうがいいよね。よろしく！」
にこにこしている男が言った。
キラキラが見えそうなくらいの清々しい笑顔だ。
「太陽神エンマだ！太陽神って呼んでくれ！」
嗚呼道理で。
てことは後の2人も似たような名前なのか？
「俺は時空神エンマだ。何とでも呼んでくれ。」
色白のエンマ大王似の奴が言う。
「暗黒神エンマだ。他の奴らが五月蝿いが仲良くしてやってくれ。いい奴だから。」
まともなキャラか。
助かる。
「俺は布袋尊。七福神だ。こっちの2人もそうだ。」
俺が自己紹介する。
「あたしは弁財天！七福神の紅一点さ！」
次に弁財天。
「ワシは福禄寿。こう見えても年寄りだ。よく驚かれるから。」
自己紹介可笑しくないか？
まぁ良いや。
「よろしくね。」
秋女がにっこり微笑む。
さっきの馬鹿力が無かったら良かったのに。
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ビーチ姫
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秋春 - 死音さん» うわぁあああマジか私ヒビヒヨ、いや、ヒビヤ受け派だ！背の小さい子は受けだ！！うん！！ (2018年4月3日 22時) (
レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 秋春さん» YES、I Do (2018年3月28日 17時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - そなた、ヒビモモ派か (2018年3月21日 15時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 外すの忘れてたんですよ。ガマ土とかキュウオロとか出そうかなとは思ってるんですけどね〜。アドバイスありがとうございました！ (2017年10月15日 14時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - （続き）ますので。長々とコメント失礼しました。 (2017年10月14日 19時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
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