紅葉が十一枚 ページ13
、
「はい？」
突然告げられたその言葉に、思わず素っ頓狂な声が出た。
「だってさぁ。そいつらのせいで、情緒不安定になって、性格もコロコロ変わって、忘れっぽくなって…。たまに、半分笑ってて、半分泣いてる状態になったこともあるんだもん。」
それで気味悪がられるようになったのか。
「死ぬ前なんか、妖怪が見えるようになっちゃって、独り言言ってる気持ち悪い奴に格が下がったんだもん。」
そんな事があったのか…。
「でもだからって、他人を、それも自分の感情を傷つけていいわけでは無い！」
悠大蛇が一生懸命かばって居る。
「煩いなぁ。邪魔しないでよ。」
そう言うと、碧の周りに黒い靄が纏わり付いた。
霧が晴れて見て見たら、誰も居なくなって居た。
何故か悠も。
「えぇ！？何か2人とも居なくなったんだけど！？」
驚いて大声を出す。
「どうなってんだ！？」
キョロキョロと辺りを見渡す大ガマ。
冷静に判断しようとする土蜘蛛。
「探しましょう。土蜘蛛殿！！」
怒りを露わにしているオロチ。
「まあまあ。落ち着きなよ」
とオロチを宥めるキュウビ。
「嗚呼。やってしまった…。」
と雪炎が泣きながら言う。
「秋女ちゃんなら、何かわかるかな…？」
と思案するように、ただ一人だけ冷静に判断している悠大蛇。
凄いなぁ。
その一言で、それだ！
と皆が弾かれるように立ち上がった。
「よし。こうなったら、俺らで秋女を探すぞ！」
エンマ大王様が仕切る。
「ついでに、碧っていう奴の居場所を探し出してやる！」
大ガマがやる気満々に言う。
「一発殴りたい。」
真顔で私が言う。
ぎょっ！
と悠大蛇がこっちを見たのが解ったが、無視した。
今はそれどころじゃ無い。
「碧討伐隊、しゅつどーう！」
エンマ大王様が拳を掲げて子供らしく言う。
それに合わせて、私達も拳をあげる。
そして一言。
『おぉー！！！！』
さあ。
私達の戦争の始まりだ。
これから何が起こるのやら。
これから、誰が敵になるのやら。
楽しみで、心が踊る。
？side
「くくく…。上手くいったな。これでこいつらは歪み合わせれた。あとは彼奴らだな…。くくく…。」
ホルマリンの匂いが漂う実験室で一人の男は笑って居た。
「後は彼奴らと此奴らを合わせる…。そして逸らすと、眩むを合体させて…。」
その男はずり落ちた眼鏡をクイッとあげる。
「後は女王次第か…。」
そう呟いた後、不敵な笑い声を実験室中に響かせたのであった。
ラッキーアイテム
シール
ラッキーキャラクター
ビーチ姫
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秋春 - 死音さん» うわぁあああマジか私ヒビヒヨ、いや、ヒビヤ受け派だ！背の小さい子は受けだ！！うん！！ (2018年4月3日 22時) (
レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 秋春さん» YES、I Do (2018年3月28日 17時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - そなた、ヒビモモ派か (2018年3月21日 15時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
死音 - 外すの忘れてたんですよ。ガマ土とかキュウオロとか出そうかなとは思ってるんですけどね〜。アドバイスありがとうございました！ (2017年10月15日 14時) (レス) id: 131cb3847a (このIDを非表示/違反報告)
秋春 - （続き）ますので。長々とコメント失礼しました。 (2017年10月14日 19時) (レス) id: b52e9716bb (このIDを非表示/違反報告)
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